三浦技研にカンガルー革グリップ… “ギア通”ハーバートは中古で見つけたC溝パターで即V【勝者のギア】
<インターナショナルシリーズ・ジャパン 最終日◇11日◇カレドニアンGC(千葉県)◇7116ヤード・パー71>
LIVゴルフをバックアップするPIFが出資する、アジアンツアー高額賞金シリーズが日本初開催。トータル20アンダーまで伸ばしたルーカス・ハーバート(オーストラリア)が優勝を飾り、賞金36万ドル(約5300万円)を獲得した。
今大会はアジアンツアー単独開催だが、日本開催の試合としては、2023年の日欧共催「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」に続く2勝目。「すごくショットが良かった。日本のコースはとても狭く、フェアウェイを外したくない。今週も前回も、ドライバーが生きた」と振り返った。
先週は、運命の出会いがあった。18年「全英オープン」に向かう途中にロストバケージに見舞われたハーバート。お気に入りのパターは戻ってこなかったが、先週行われた「LIVゴルフ at 韓国」で街を歩いているとゴルフショップを発見。キャディらをレストランに先に行かせてひとりお店に入ると、かねて愛用していたYes!のC溝パターを発見した。
コレを手にした今週は初日からロケットスタートを切り、前半9ホールだけで1イーグル・5バーディを奪取。「(Yes!)パターは間違いなくよかった。そのおかげで、カップの周りでならどこでも狙えるという自信を持つことができた」。すでにキャディの妻が、韓国で同じパターを4本ほど注文済みだとか。
昨年まではテーラーメイドユーザーだった。キャディによると、オフには各メーカーのテストを重ね、昨年11月頃から使用するウェッジ以外のすべてのクラブは今年からバッグに入れたという。
ハーバートがギア選びで大事にしていることは3つ。「ドライバー、パター、ボール。この3つが一番大事だと思っている。そして、日本製のアイアンもバックに入っているよね。それも重要なピースであることには間違いがないよ」。
グリップはオーストラリア人が製作するカスタムもの。カンガルー革から作られており、オージーらしさがあふれている。「手にしっかりと馴染んで、耐久性もバツグン。1年に1回だけ交換している」。15歳からレザーグリップを使用していて、いまのスタイルになったのは6~7年ほど前から。独自の“目利き”で選んだギアが、日本での2勝に大きく貢献している。
【ルーカス・ハーパートの優勝セッティング】
1W:タイトリスト GT3(9°ベンタスTR 7X)
3,5W:ピン G440 MAX(15,19°ディアマナWB 83TX)
4,5I:スリクソン ZXi5(DGツアーイシュー)
6I:スリクソンZXi7(DGツアーイシュー)
7I~9I:三浦技研 ミウラ MB-101(DGツアーイシュー)
46,50,56,60°:タイトリスト ボーケイSM10(〃)
PT:Yes! CODE #01 FORGED MICRO CNC MILLING
BALL:テーラーメイドTP5 2019
<ゴルフ情報ALBA Net>
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