新幹線に乗るとき大きな荷物ってどこに置くのが正解なの!? JR東と西で異なるルールに注意!
最近はインバウンドの影響もあって、新幹線車内で大きな荷物を持った乗客をよく見かけます。でも、実は大きな荷物の取り扱いルールは、JR東日本とJR西日本では大きく異なっているのをご存じでしょうか? このルールを知らないとムダにお金を取られることもあります。
JR東日本だけが「特大荷物」に予約も料金も不要!
新幹線に持ち込める大きな荷物については、JR各社ごとにルールが定められており、基本的に縦+横+高さの合計が250cm以内、重さ30kg以下のものであれば、1人2個まで車内に持ち込むことが可能です。
ただし、縦+横+高さの合計が160~250cmの荷物は、“特大荷物”として、ほかの荷物と区別されているのをご存じでしょうか?
●JRおでかけネット公式サイト「新幹線への「特大荷物」の持ち込みについて」は→こちら

やっかいなのは、この特大荷物の取り扱いが、JR東日本(北海道、東北、秋田、山形、上越、北陸新幹線)と、それ以外では異なっていること。
まず、JR東日本の場合は、特大荷物を新幹線車内に持ち込むのに事前予約は不要ですし、追加料金もかかりません。
●JR東日本公式サイト「手回り品」は→こちら

つまり、荷物を上の荷物棚に上げるか、車内にある荷物置き場を利用すればいいのです。ただし、車内に荷物置き場が設置されていないこともあるので、もし、置き場所に困ったときは車掌さんに相談してみましょう。

JR東海、JR西日本、JR九州では特大荷物の持ち込みに事前予約が必要!
あまり制約のないJR東日本と違い、JR東海、JR西日本、JR九州の新幹線において特大荷物を持ち込むには、事前予約が必要となります。そのため、自由席での特大荷物の持ち込みはできなくなっているんですね。
新幹線のチケットを購入するときに、「一般席」「特大荷物スペースつき座席」「特大荷物コーナーつき座席」の3種類の座席が選べるので、持ち込む荷物に応じて事前に選択しておきましょう。
「特大荷物スペースつき座席」とは、新幹線各車両のいちばんうしろの座席のこと。座席のうしろのスペースが荷物置き場になっています。
また、「特大荷物コーナーつき座席」は、東海道新幹線と山陽新幹線の16両編成のみで行われているサービス。対象座席の最寄りデッキにある荷物置き場を利用することができて、交通系ICカードで施錠することも可能なんです。
●JRおでかけネット公式サイト「新幹線への「特大荷物」の持ち込みについて」は→こちら


これらの特大荷物は、事前に荷物スペースつき座席を予約すれば追加料金なしで利用できますが、予約なしで新幹線に特大荷物を持ち込んでしまった場合は、手数料として別途1,000円かかってしまうので注意しましょう。


まとめ
いかがでしょうか? 今回は、大きな荷物を新幹線車内に持ち込むときのルールについて解説しました。JR東日本とそれ以外ではルールが異なるので、ちょっと混乱してしまいますよね。
JR東日本の場合は事前予約などは必要ありませんが、東海道新幹線や山陽新幹線、九州新幹線は事前予約が必要ですし、当日の場合は手数料が1,000円かかってしまうのでご注意ください。
ちなみに、2025年7月1日乗車分からJR東海、JR西日本でも試験的にデッキの荷物置き場を予約なしで使えるようにすると発表しています。このまま、今後は予約なしで利用できるようになるといいんですが……。
●JR西日本公式サイト「東海道・山陽新幹線 予約不要の車内荷物置場の試行について(PDF)」は→こちら
※サムネイル画像(Image:「photoAC」より)
記事提供元:スマホライフPLUS
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