リランキングは“安全圏” 葭葉ルミが9年ぶりVへ「アグレッシブに」
<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 3日目◇10日◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県)◇6665ヤード・パー72>
2位タイで決勝ラウンドに進んだ葭葉ルミは、3アンダー・3ボギーの「72」とスコアを伸ばせず、トップと5打差のトータル5アンダー・3位タイで最終日を迎える。
「ボギーが先行したので、慌てないように心がけた」と前半3番、5番でボギーを喫したものの、6番からの3連続バーディで持ち直した。「いいパットが決まってくれたので良かった」と、いずれも5メートルのチャンスを沈めた。
しかし、朝から正午過ぎまで振った雨の影響で「思ったよりも球が伸びなくて、スリーパットを2個しちゃったのが少しもったいなかった」と振り返る。さらに、この日はピンポジションが奥や端に切られており、「あまりピンにしっかり打っていけるような感じではなかった。なんとかグリーンに乗せることだけを考えてやっていました」と難セッティングに対して“守りのゴルフ”で粘った。
3パットのミスもあったが、「それがありつつオーバーパーではなかったので、上出来かなと思います」と自らに合格点を与えた。「最終日はもう少しアグレッシブに行きたい」と、“攻めのゴルフ”への切り替えを誓う。
今季はQT29位の資格で出場しており、リランキングの対象。これまで6試合出場して3度の予選落ちはあるが、開幕戦で15位タイ、3月の「Vポイント×SMBC」での10位タイに入り、現在80.29ポイントでリランキング8位につけている。第1回リランキング突破は“安全圏”で、中盤戦の出場資格はほぼ確実だ。
だからこそ、最終日は“逆転V”のみに集中する。「あすは上を目指すことはもちろんですが、予選と同じように1ホール、1ホール重ねて行って、結果、上位に絡めたらいいなと思います」と意気込む。ツアー初優勝を挙げた2016年の「ニッポンハムレディス」以来となる勝利へ。メジャーの舞台でも自分のプレーに徹し、その力を最大限に発揮していく。(文・高木彩音)
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