西郷真央、メジャー初Vで見えた次なる夢「世界1位を目指したい」【優勝会見・一問一答】
<シェブロン選手権 最終日◇27日◇ザ・クラブatカールトン・ウッズ(米テキサス州)◇6911ヤード・パー72>
西郷真央が5人によるプレーオフを制し、メジャーの大舞台で米ツアー初優勝を飾った。樋口久子、渋野日向子、笹生優花、古江彩佳に続く日本勢5人目の快挙。優勝会見では、笑顔でその喜びを語った。
以下、優勝会見の一問一答。
ーいまの気持ちは?
「夢にまで見たメジャーのタイトルを、初優勝で実現させることができて本当にうれしいです」
ーすごく劇的な勝利だった
「そうですね。昨年優勝争いをして悔しい思いをした中で、こうやってLPGAのツアータイトルを獲得することができて、本当にうれしいです」
ー大勢で池に飛び込みましたね?
「ちょっと一人で飛び込むのは恥ずかしかったので、『一緒に飛び込もう』って言って一緒に飛び込んでもらいました(笑)」
ー泳ぎはどれだけ上手?
「ほとんど泳げないので…。深くて本当に溺れるかと思いました(笑)」
ー優勝の決め手になったところは?
「正規の18番ホールの3メートルのバーディパットを決めきれたのが、きょう一番良かったところだと思います」
ーここまでいろいろあったと思う。どうやって精神的に、体力的にもここまで保てたのか?
「今まで自分が積み重ねてきた練習もそうですし、自分のために動いてくれてるチームの気持ちを背負って、ずっと戦ってきた。最後は5人のプレーオフになったんですけど、最後まで逃げることなく戦い抜こう、という強い気持ちを持ってプレーしていました」
ー今回、日本代表として戦ってどんな気持ちでしょうか?
「いま、日本人がたくさんLPGAツアーに挑戦している。先輩方の中には、メジャーのタイトルを取ってる方もいて、自分も早く追いつかないといけないな、って思った時もありました。それでもやっぱり焦るんじゃなくて、自分のプロセスを大事にして、一つ一つ確実に進んでいこうと思っていた。先輩たちが開いてくれた道でもあるけど、“自分らしくゴルフをしよう”と常に思っていました」
ー今後の目標は?
「世界ランキング1位を目指したいって、今は思っています。そのためには、今年の残りの試合も全力でプレーしたいですし、残り4つのメジャーでもいいプレーができるように頑張りたい」
ープレーオフではどのようなことを思っていましたか?
「正規の18番とプレーオフの18番は、セカンドの距離が1ヤードしか変わらなかったし、アプローチショットもほとんど同じようなライから打てた。すごく自分に運が向いてたと思いますし、正規の18番のスピードの感触を生かして、プレーオフもいいチップができた。(バーディパットの)距離が近かったっていうのもそうですし、運も良かったと思います」
ー近年は日本勢のメジャーVが目立つ。この要因は何だと思いますか?
「まずは…うーん。自分でも正直よくわかっていないのが本音なんですけど、やっぱり全員が一生懸命プレーしている。自分もその姿を先輩方から学んできたので、そういうゴルフに対する思いっていうのが結果につながってると思います」
ーこの優勝はどうやってお祝いしますか?
「うーん、そうですね…(笑)。来週も再来週も試合が続くので、本当は気持ちをしっかり切り替えなきゃいけないと思うんですけど…そうですね。ちょっと…(笑)。今はうれしさがこみ上げて、あまりお祝いのことを考えていないです(笑)。マネージャーさんにおいしいご飯を作ってもらって、休みたいと思います」
ーウィニングパットの距離は?
「1メートルぐらいだったと思います」
ープレーオフの4人が次々とバーディを逃した。そのときの心境は?
「もう、とにかく、最後は本当に全身が緊張していて、自分の目の前のボール以外のことを考える余裕がなかった。とにかく震える体を落ち着かせながら、とにかくカップインを目指して頑張ってました」
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