「20代もチャレンジする」 馬場咲希はハタチの誕生日に予選落ち
<シェブロン選手権 2日目◇25日◇ザ・クラブatカールトン・ウッズ(米テキサス州)◇6911ヤード・パー72>
プロ入り後初めてのメジャー大会は、悔しい結果に終わった。117位から出たルーキーの馬場咲希は2バーディ・1ボギー・1ダブルボギーの「73」とスコアを落とし、トータル6オーバーで予選落ちが確実となった。
「きょうはスコアを出さなきゃいけない」とビッグスコアを目指した。前半11番でバーディが先行。14番でアプローチが寄せきれずにボギーとしても、「折れないようにバーディを狙っていこう」と顔を上げて歩みを進めた。
後半4番パー5ではロングパットを決めてバーディ。「“まだいけるかも”っていうのはずっと思っていた。でも長いパットしか入らない。あれ(4番のパット)も入ったのはたまたま」。ショートパットに苦戦し、バーディを重ねることができなかった。
米本土初戦の「フォード選手権」では6位に入ったが、先週から2試合連続で予選落ち。「今年はショットを修正しようとやってきたけど、やりすぎて、ほかの良くないところが出てきちゃった。全部重点的に練習したい。このあとの2日間を無駄にしないように」。敗戦から学び、次への糧にする。
きょう25日は20歳の誕生日。人生の節目を迎えたが、「ちょっとショック…」と悔しさをにじませた。それでも心の内は、いまの環境や周囲への感謝の気持ちでいっぱいだ。
「20代もチャレンジする歳にしたい。今はこうやってアメリカに来て、チャレンジさせてもらっている。その大切さを感じながら、しっかりと応えていけるように、絶対練習する。チャレンジできる状態で(試合に)挑めたらいいかなと思います」
17歳の夏に「全米女子アマ」を制したことで一躍有名になった。「10代がこんなに早く終わるとは思っていなかった。うれしさもあるけど、ちょっと悲しい(笑)」。世界を股にかけるゴルフ人生は、まだ始まったばかりだ。(文・笠井あかり)
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