就職先は首都圏希望が7割超!年収300万円超の層ほど“高給与”を重視【Job総研調べ】
就職活動の際、地元で就職するか、それとも都会での就職を目指すか悩んだ人も多いのではないだろうか。物価高の今、都内の家賃も過去最高額になるなど、勤務地選びは生活においても重要な要素となっているが、都会とそれ以外の地域では、仕事に対する満足度に違いはあるのだろうか。また、今仕事を選ぶなら都会での就職を希望するのだろうか。今回は、1都3県とそれ以外の地域における仕事の満足度に関する調査結果を紹介しよう。
現在の仕事に対する満足度が高い地域は?

Job総研は、2025年4月2日~7日、現在職に就いているJobQ Town登録者461人を対象にインターネット調査を行った。
現在の勤め先を聞くと、「1都3県(58.7%)」が過半数を占め、内訳は「東京都(47.9%)」「神奈川県(6.1%)」「千葉県(3.0%)」「埼玉県(1.7%)」だった。1都3県に勤めている人に現在の仕事の満足度を尋ねると、「とても満足(15.1%)」「満足(25.5%)」「どちらかといえば満足(38.7%)」と合わせた満足と回答した人が79.3%だった。一方、その他の地域で勤めている人は、「とても満足(15.3%)」「満足(25.8%)」「どちらかといえば満足(36.8%)」と合わせた満足と回答した人が77.9%。1都3県の方が1.4ポイント上回った。

続いて「もし今、仕事をする地域を選ぶなら」と尋ねると、1都3県派が70.2%で過半数を占め、多くが首都圏での仕事を希望しているようだ。年代別にみると、20代が78.3%で最も多く、次いで40代が70.0%、30代が69.5%、50代が56.3%だった。
1都3県で働きたい理由は「給与が高くなる」がトップ

今仕事をする地域を選ぶならと尋ねた結果、1都3県派が多いと判明したが、どのような人が希望しているのか。また、その理由は何だろうか。
調査結果によると、年収別では「301万~500万円以下(73.5%)」が最多に。次いで「501万~700万円以下(72.7%)」「701万~1,000万円以下(71.8%)」「1,001万円以上(68.9%)」だった。さらに1都3県で働きたい理由を尋ねると、「給与が高くなる(56.5%)」が最多となり、次いで「仕事の選択肢が多い(50.9%)」「生活自体の満足度が高い(33.3%)」だった。特に年収が「301万~500万円以下」の層はさらなる給与アップを望み、1都3県での仕事を希望していることが伺える。
1都3県での勤務には、給与が高い、仕事の選択肢が多いという期待が多く集まっていることがわかった。もし今の勤務地での仕事に不満を抱えていて、転居などに抵抗がないのであれば、1都3県での仕事も候補に入れてみるのはどうだろうか。
出典:【Job総研(パーソルキャリア)】
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記事提供元:スマホライフPLUS
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