朝練→プロアマ→再び練習 山下美夢有が父と過ごした“長い一日”「まだ課題がある」
<シェブロン選手権 事前情報◇22日◇ザ・クラブatカールトン・ウッズ(米テキサス州)◇6911ヤード・パー72>
プロアマのスタート予定時刻は、午後2時20分。それにもかかわらず、22日のコースに山下美夢有は午前8時過ぎに姿を現した。
「まだちょっと課題があるので。きのう(月曜日に)休んだ分、きょうは練習がしたくて。このあとまた(練習に)行きます。休憩しながら」
朝から徹底的に練習し、予定通りプロアマのラウンドへ。アウト9ホールを回った後も、再び調整に入るという。前日の21日には、コーチでもある父・勝臣さんと合流。これまでも動画やテレビ電話を通じて指導を受けてきたが、今週は直接、見てもらうチャンスでもある。
「(コースなら)球筋も見えますし、動画だけだと(アドレス時などに自分が)どこを向いているかも分からない。スイングのイメージしか分からないし、きょうは細かく見てもらえてその辺りはいいですね」。すぐに効果も実感。「アプローチもだいぶ良くなってきました。その辺りはだいぶいい」。あとは、先週も挙げていた“スイングプレーン”の「もうちょっと」という部分を、仕上げていきたい。
先週のロサンゼルス大会は、2日目に今季自己ベストの「65」をマークするなど、4日間のうち3度の60台を記録。順位も今季の最高位となる3位で終えた。3月末に行われた前戦の「フォード選手権」では、今季初の予選落ちを喫していただけに、まさに“Ⅴ字回復”ともいえる姿だった。今大会は初出場だった昨年に17位という成績を残したが、「去年に比べてショット自体は良くなってる。初日からいいスコアであがれるよう頑張りたい」と手応えは悪くない。
ツアーメンバーとして臨む初のメジャー大会。「日本から来ているわけでないし、流れ的にすごくいい感じですね。そこでしっかりやるべきことをできるようにしたい」と、メリットも感じる。さらに、「去年は攻めのゴルフができなかった。今年はメジャーですけどいつも通り、攻めのゴルフをしながら頑張りたい」と、プレー面でも変化が現れそうだ。
18番グリーン脇に大きく広がる池は、最後に優勝者が飛び込む恒例のスポットでもある。「飛び込みたいな~。優勝しか飛び込めないので頑張って飛び込みたい。ひとりじゃなく家族でいきたいくらいですね」。そんな姿をイメージし、笑みもこぼれる。「プレーに集中して結果そうなればいい。まだ直さないといけないところもあるのでそこは直して」。勝つことを意識して臨む4日間。午後5時過ぎに終わった取材の最後は、「練習に行ってきます」という言葉で締めくくられた。
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。