新生活シーズンに急増するギフトカード詐欺 被害を防ぐ4つの対策とは?【NordVPN調べ】
新年度の贈り物シーズンに「ギフトカード」を贈る人も多いだろう。しかし、最近では「ギフトカード詐欺」や「電子マネー詐欺」が急増しており、少し注意が必要だ。警視庁の調査によると、2024年の特殊詐欺の認知件数は20,987件(前年比+10.2%)、被害総額は約721.5億円(前年比+59.4%)と、前年に比べ総認知件数、総被害額ともに増加しているという。いったいどのような人が詐欺に遭いやすいのか、また、それを防ぐ方法はあるのだろうか。今回は、詐欺サイトやギフトカード詐欺に関する調査結果を紹介しよう。
1月に検知された詐欺サイト数は約13,000万件

NordVPNの詐欺サイトをブロックするセキュリティツール脅威対策Proは、2024年10月~2025年3月、世界中で月平均7,700万件の詐欺サイトを検出した。1日あたりに換算すると、約250万件以上に相当する。月別に見てみると、1月が約1億3,000万件と最も多く、次いで2月が約1億件、12月が約9億件だった。新年やバレンタイン、クリスマスなど贈り物の需要が高い時期を狙って、詐欺サイトが増加していることがうかがえる。
また、NordVPNは2024年11月18日~28日にアメリカでギフトカード詐欺に関する調査を実施。回答者の19%が過去2年間に偽のギフトカードやクーポン、商品、宝くじ詐欺に遭遇していることが判明した。なかでも最も被害が多かったのは、ベビーブーマー世代(60~78歳)で25%。また、Z世代(18~27歳)でも20%が被害に遭っており、特に学生は26%と高い割合で被害に遭っていることがわかった。
詐欺に遭わないために気を付けるべきことは?

アメリカではZ世代の20%がギフトカード詐欺に遭っていることがわかったが、詐欺に遭わないためにはどのようなことに注意すればいいのだろうか。NordVPNによると、対策方法は4つあるようだ。
1つは、「ギフトカードは公式サイト・正規店舗でのみ購入する」こと。大幅に割引された価格で販売されている場合は、偽サイトの可能性があるため注意が必要だという。
2つ目は、「不審なメール・SMSに注意する」。「当選しました」など魅力的な文言が記載されたメールやSMSには要注意。特に企業からギフトカードに関する通知を受け取った場合は、必ず公式サイトで正しい情報かどうか確認するのがよいだろう。
そして、3つ目は「ギフトカードのコードは速やかに登録・利用する」ことだ。店舗で販売されているギフトカードのコードを事前に盗み取り、消費者が購入した直後にコードが不正利用されるというケースが増えているらしい。そのため、ギフトカードを受け取った場合は、できるだけ早くコードを使用することで、不正利用を防ぐことができる。
最後に4つ目は「ギフトカードで支払いを求められた場合は注意する」ということだ。企業や公的機関がギフトカードで支払いを求めることはないため、不審な指示を受けた場合は対応しないことが重要だという。
キャッシュレス化が進み、プレゼントにギフトカードや電子マネーを贈る人がますます増えるだろう。同時に詐欺の手口も年々巧妙化しているため、被害に遭わないためにより一層の注意が必要だ。
出典:【NordVPN】
※サムネイル画像(Image:Kevin Khoo / Shutterstock.com)
記事提供元:スマホライフPLUS
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