逃げる女と追う男。全6章がツイストする予測不可能スリラー「ストレンジ・ダーリン」
モーテルで一夜の関係を持った女と男が、逃走と追跡の立場に転じて繰り広げる緊迫の物語を、時系列を狂わせた全6章構成で描き出す“チャプター・ツイスト・スリラー”「ストレンジ・ダーリン」が、7月11日(金)より新宿バルト9ほか全国で公開される。ポスタービジュアルと予告編が到着した。
シリアルキラーの存在にざわつく町のモーテルに、一台の車がやってくる。乗っているのは出会ったばかりの男女だ。
「あなたはシリアルキラーなの?」「まさか」
一夜の過ちが、予測できない連続殺人のスパイラルを招く──。
本作後にはスティーヴン・キング原作「死のロングウォーク」の脚本を手掛けるJ.T.モルナーがメガホンを執り、主人公の“レディ”をドラマシリーズ『スクリーム』『ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~』のウィラ・フィッツジェラルド、対する“デーモン”を「SMILE/スマイル」のカイル・ガルナーが演じる。
映画は2023年のFantastic Festでプレミア上映され、スティーヴン・キングは「巧妙な傑作」、「エクソシスト」次回作のマイク・フラナガン監督は「崇高なまでに素晴らしい」と称賛。「コンスタンティン」や「ハンガー・ゲーム」シリーズのフランシス・ローレンス監督は「一瞬の名作は、秘密が台無しになる前に見る」と早急に鑑賞するよう勧めている。さらに映画評論家の町山智浩も興奮のコメントを寄せた(以下)。
町山智浩(映画評論家)コメント
「この映画は6部構成」という字幕で始まり、次の字幕は「第3部」。え?
このパズルを解こうとして観客の頭はフル回転する。でも『ストレンジ・ダーリン』は観客の予想を全部裏切っていく。ほとんど1分おきに!
美しくも哀れなエンディングには不思議な達成感すらある。さすがスティーヴン・キングも認めた傑作!
「ストレンジ・ダーリン」
監督・脚本:J.T.モルナー
出演:ウィラ・フィッツジェラルド、カイル・ガルナー
2023年/アメリカ/シネマスコープ/5.1ch/97分/PG12
原題:STRANGE DARLING
配給:KADOKAWA
©2024 Miramax Distribution Services, LLC. ALL rights reserved.
公式サイト:https://movies.kadokawa.co.jp/strangedarling
記事提供元:キネマ旬報WEB
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。