出利葉太一郎がキャリアハイ3位 リランキング突破へ大きな一歩「この結果に満足」
<東建ホームメイトカップ 最終日◇13日◇東建多度カントリークラブ・名古屋 (三重県)◇7069ヤード・パー71>
降雨によるコンディション不良のため、54ホールの短縮競技となった国内男子ツアー開幕戦。プロ2年目で日大ゴルフ部OBの出利葉太一郎が、キャリアハイとなるトータル12アンダー・3位タイに入った。
「自分にとって、すごく価値のある一週間。開幕の試合で、それも推薦で出させていただき、このような結果を出せた。いろいろな方々への感謝の気持ちでいっぱいです」と笑みをこぼした。
最終日は雨の影響で、第1組目のスタート時間が3度にわたり変更された。前日から遅延や中止の可能性を想定していたが、「やるつもりでいましたし、(スタート時間の変更が)刻んで発表されるということは、大会側のやりたいという気持ちは分かったので、コースに出られるような準備をしていました」と振り返る。
首位とは5打差。「もちろん優勝を狙える位置ではあったし、ネガティブなことを言えば、大叩きして下にいく可能性もあった」と本音も明かす。「(最終日が)中止になるかもしれない」ことを考えて、集中力を高めて3日目に挑んだ。そして、3日間でベストとなる「66」をマーク。「この結果には満足しています」とうなずいた。
このトップ10入りで、5月1~4日に開催される「中日クラウンズ」の出場権を獲得した。今季はQT55位で下部のACNツアーが主戦場になっており、まずは第1回リランキングの突破が目標。レギュラーツアー後半戦に向けて、成績を積み重ねたい。
次戦は23日から行われるACNツアーの「i Golf Shaper Challenge in 筑紫ヶ丘」。「まずはそこでいい成績を上げられるように準備して、その結果をクラウンズにつなげたい」と意気込んだ。23歳はこの開幕戦で得た自信を胸に、初Vへ歩みを進める。(文・高木彩音)
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