【兎田ぺこらの改造ROM使用疑惑】 ホロライブ運営のカバーが声明 任天堂との協議で動画を非公開に
ホロライブプロダクションを運営するカバー株式会社が4月9日、ガイドライン違反の疑いがあるゲーム配信に関する声明を公式サイトにて発表しました。
カバー社がガイドライン違反の疑いのある動画を非公開に
発表によると、問題となったゲーム配信に関して、任天堂株式会社に相談のうえ対応を協議。その結果、任天堂からは以下の要請を受けたということです。
・当該動画の公開継続は誤解を招く恐れがあるため、非公開化すること
・今後、ガイドライン違反のリスクがある動画企画の実施を避けること
・所属タレントに対して、改めてガイドライン遵守の必要性を周知すること
これを受け、ホロライブ側では当該動画を非公開とし、企画実施フローの整備や所属タレントへの指導・啓発など、再発防止策に取り組む方針だとしました。
兎田ぺこらの改造ROM使用疑惑
この声明では、具体的な配信者名や配信内容には言及されていませんが、ホロライブ所属のVTuber「兎田ぺこら」(登録者数270万人)のポケモン改造ROM使用疑惑をめぐる騒動を受けてのものとみられます。
兎田は3月29日に実施したYouTube生配信で、『ポケットモンスター エメラルド』の色違いミュウを探すという企画を実施しました。ミュウを手に入れるためには、20年前に開催されたイベントの来場者に配布された「ふるびたかいず」という限定アイテムが必要であるため、兎田は中古で複数のカセットを購入。1本ずつ内容を確認していき、この日の配信で40本目にしてミュウと出会うことに成功していました。
ところが兎田に対して、フリマサイトの取引情報などから、ヤラセ疑惑が噴出。さらに、データに改変を加えた、いわゆる“改造ROM”を使用していたのではないかとの疑惑も上がる事態となりました。
今月3日の配信で兎田はこの件に触れ、疑惑の根拠とされた情報について、自身が正規品を使っているという情報もあったと説明。どちらが正しいのか不明なため、「だったらもうやらない」と決めたと報告し、「怪しいから中古のカセットのデータを使うのはやめます」「みなさんにお騒がせしたこと、まず謝罪。ごめんなさい」と謝罪していました。
カバー社は今回の声明で、「ファンの皆さま並びに関係する方々にご迷惑をおかけしていることをお詫び申し上げます」とし、「今後も皆さまに安心してコンテンツをお楽しみいただけるよう、十分に注意を払い活動を続けてまいります」との姿勢を示しています。
また、3月24日、29日に兎田が実施した色違いミュウのYouTube配信は、すでに非公開となっています。
関連記事
・兎田ぺこらにポケモンの改造ROM使用&やらせ疑惑が噴出
・兎田ぺこらがポケモンの改造ROM使用疑惑に言及 真相不明で企画を中止「わからないから『もうしない』」

記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。