人気ストリーマー・スタンミ、頭蓋骨に穴を開ける手術のもようを公開
4月6日、人気ストリーマーの「スタンミ」(登録者数71万人)がチャンネルを更新。左手の震えを止めるための脳手術に臨む様子を動画にまとめました。
起きたまま頭蓋骨に穴を開ける
スタンミはTwitchやYouTubeで活動するゲーム実況者で、モデルやコスプレイヤーとしても活動しています。
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本態性振戦という病気により、生まれつき突然両手が震えるという症状を持っていたスタンミ。4年前、右手の震えを抑えるため、レーザーを当てて脳の一部を焼き切るという手術を受けて症状は劇的に改善していました。しかし俳優を目指しているスタンミは、役作りに支障をきたさないため左手の震えも治したいと考えていました。とある再現VTRでバーテンダーの役をもらったときには、演技の練習中、「手の震えっていうのがすごい邪魔」だと感じたそうです。
今回スタンミが受けるのはDBS(脳深部刺激療法)という手術で、患者の頭蓋骨に穴を開け、脳に電極を刺して震えを止めるというものです。頭に局所麻酔が施され、患者の意識がある状態で手術が行われます。なんと、病院内での撮影許可のみならず手術の様子をカメラに収める許諾まで得られたとのこと。
入院したのは手術前日の4月1日、検査の後の自由な時間を満喫するスタンミでしたが、通常の3倍ほどの太さがあるという点滴の針の痛みを訴えていました。夜は金縛りにあったように寝れなかったとのことです。
「震えを抑える筋力を使わないのが不思議」
翌日は朝7時に起床して手術前の処置を受けます。額に麻酔薬を注射し、頭蓋骨には金属製のフレームを装着しました。フレームは金属製のねじが頭を押さえつけるような構造をしています。鼻に金属板が当たるのが「すごいストレス」だといい、「頭蓋骨に刺さっちゃってるから動かせないし、何この拷問」と漏らしていました。
手術室で寝かされたスタンミは「起きた状態で頭蓋骨に穴を開けるっていう経験は人生で貴重ですね。恐怖の心もあるけどワクワクもかなりあります。配信も芝居もコスプレももっと良くなります。頑張ってきます!」と話しており、声色や表情には緊張が表れています。
医師は「今から30秒ぐらい、すごい大きな音がしてすごい振動があります。絶対心配ないんで頑張ってください」とスタンミを励まし、ドリルで頭蓋骨に小さな穴を開けていきます。次に医師は頭に電極を刺し込み、スタンミに左手を上げるよう指示。スタンミは左手を閉じたり開いたりしているうちに、手術前との感覚の違いを実感したようで「なんか不思議な感覚。震えを抑える筋力を使わないのが不思議」と漏らしていました。
手術後には頭痛や左半身の麻痺を訴えていましたが、短いリハビリを経て4月4日には退院することができました。
動画の最後でスタンミは「震え治りました皆さん!発信した時に情報くれてありがとう!やっぱり怖かったんでぶっちゃけちょっと。すごく元気になりました」と視聴者に感謝の思いを伝えています。
この動画のコメント欄では、「なんか頭に穴開けて脳いじっても生きてるって医療すご」「まじで嬉しそうに話してくれるから元気でる」「一回受けてどんなものかわかってるのに夢のためにもう一回受けるのカッコ良すぎて…」といった反応が寄せられています。
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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