平均年齢“39.3歳”の最終日最終組が実現 穴井詩、藤田さいきもビックリ「すごいですね」
<ヤマハレディースオープン葛城 3日目◇5日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)◇6475ヤード・パー72>
ツアー屈指の難コース・葛城を舞台に行われている国内女子ツアー第4戦。その3日目を終えて、最終日最終組で百戦錬磨の実力者が顔をそろえることになった。
最終組に入ったのは、トータル11アンダー・単独首位の穴井詩(37歳)、1打差2位の藤田さいき(39歳)、2打差3位の全美貞(韓国/42歳)の3人だ。平均年齢は39.3歳。酸いも甘いもかみ分けたベテランによる戦いとなる。
若手の台頭が著しい昨今、これは異例とも言える顔ぶれだ。昨季に30代で優勝を飾ったのは、10月の「NOBUTA GROUP マスターズGC レディース」を32歳で制したイ・ミニョン(韓国)のみだった。
この展開に、当事者たちも驚きを隠さない。最終組で“最年少”の穴井は、「なかなかないですね。ちょっとうれしいです」と、最年少という言葉に思わず笑みをこぼす。「ベテランならではの技を学ばせていただきたい」と冗談交じりに語り、“先輩”たちとのラウンドを心待ちにした。
藤田も「びっくりしました。すごい組み合わせですね」と目を丸くする。「懐かしい感じの組み合わせなので、楽しみたいです」と、自然とテンションも上がる。「今の若い子たちは明るくプレーしていますが、我々の時代はピリピリしてましたから(笑)」。これまで切磋琢磨し、互いに刺激を与え合ってきた選手たちとの優勝争いに、懐かしさと喜びをかみ締めた。
経験豊富な3人は、どのようなプランで最終日を戦うのか。穴井は「ベテランになればなるほど、(最終日の)攻め方も変わってくる。葛城のような難コースでは特にそれが出ると思います」と語りつつ、「最終日は伸ばし合いになるのかな」と展開を予想した。
一方、藤田は「我々3人、ほとんど経験値だけでやってる感じです(笑)。あすは天気も悪そうなので、きっとみんな自分のことで精一杯になると思います」とニヤリ。年齢を重ねたからこその駆け引きとプレースタイルに注目が集まる。
今季は開幕戦で米国女子ツアーに参戦中の岩井千怜が大会連覇。第2戦では吉田優利が同じく米ツアー参戦組として優勝を飾った。若手が躍動する一方で、第3戦では32歳の工藤遥加が初優勝を遂げて、大きな話題を呼んだ。
昨年のメルセデス・ランキング上位者たちが米ツアーに軒並み参戦したことで、国内ツアーは群雄割拠の様相を呈している。先週に続く30代優勝の流れは果たして続くのか。ここからベテラン勢の逆襲が始まるかもしれない。(文・齊藤啓介)
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