ルーキー17人がステップ開幕戦に集結 今季ツアー最年少&デビュー戦の加藤麗奈は109位“悔幕”「明日はアンダーで回りたい」
<YANMAR HANASAKA Ladies 初日◇3日◇琵琶湖カントリー倶楽部 琵琶湖・三上コース(滋賀県)◇6395ヤード・パー72>
昨年の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)最終プロテストに合格した26人のうち、下部ステップ・アップ・ツアー開幕戦の今大会には17人が出場している。うち9人がプロデビュー戦。その一人で、大阪ルネサンス高を卒業したばかりで、4月から日本ウェルネススポーツ大に入学した加藤麗奈は、バーディなしの5ボギー・2ダブルボギーの「81」。9オーバー・109位タイと大きく出遅れた。
兵庫県三田市出身で3月5日が18歳の誕生日。今季のツアーメンバーでは最年少となるルーキーは、万全とは程遠い状態で迎えたプロ初戦に、「残念です」と唇をかんだ。プロテストは左くるぶし下の部分を疲労骨折したままの状態で何とか突破したが、その約1カ月後に行われたファイナルQTは第3ラウンド前に無念の棄権。「どうしても出たかった」と12月初旬の「JLPGA新人戦 加賀電子カップ」に出場後は、治療と回復に専念し、ほとんどクラブを握ることができなかった。
「まだ完治していなくて…。仕方ないけど、80台はさすがに悔しいです」
アマ時代に目立った実績はないが、プロ入り後は昨季年間女王の竹田麗央と同じヤマエグループHDと所属契約を結び、イ・ボミ(韓国)が所属する延田グループ、さらにはロッテなどとスポンサー契約を結んだ。恵まれたサポートを受けてのプロ1年目。中学1年生からツアー通算10勝の藤井かすみに師事する最年少プロは、痛みとも戦う初陣にも「明日はなんとかアンダーで回りたい」と巻き返しを期した。
7度目の挑戦でプロテストに合格した平塚新夢も、今大会がデビュー戦。茨城・明秀学園日立高3年の2017年には、ステップで史上5人目(当時)のアマチュア優勝を果たしたが、難病と闘いながらゴルフを続け、ようやくプロとしての第一歩を踏み出した。
「とくに緊張はしなかった」という初日は前半を1アンダーで折り返したが、後半は出入りの激しいゴルフで「74」の2オーバー・13位。「プロとしてやっていけるか漠然とした不安はある」という25歳は、「まずはしっかり予選を通りたい」と自らを鼓舞するように話した。
宮崎で開催された前週のレギュラーツアー「アクサレディス」でデビューした福田萌維も、13位で初日を終えた。和歌山出身だが、「プロになるために」と高校は宮崎・日章学園高に進学。プロテストに一発合格して戻って来た第二の故郷でのプロ初戦は予選落ちに終わったが、「初めてプロキャディさんにバッグを担いでもらって、コースマネジメント、風の読み方など勉強になることばかりだった」と収穫は大きかった。
ステップは帯同キャディが認められていないが、前週の経験を生かして難コースでボギーを3つに抑え、5メートルを沈めた3番のバーディで「74」。2日目に向けて、「毎日ひとつずつ学んでいきたい。結果よりも今はそれが大切だと思う」と、18歳は地に足がついている。
01年以降では最多タイとなる26人が合格した昨年のプロテスト。今大会で全員がプロデビューを果たし、ルーキーたちの生き残りをかけた戦いも本格的にスタートする。(文・臼杵孝志)
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