「仕事と育児は両立しなくてOK」ママ必見!「シナぷしゅ」プロデューサーの子育て3カ条
更新日:
イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
注目の旬ニュースを編集部員が発信!「イチオシ」は株式会社オールアバウトが株式会社NTTドコモと共同で開設したレコメンドサイト。毎日トレンド情報をお届けしています。
民放初の乳幼児向け番組「シナぷしゅ」(テレビ東京系列6局ネット 毎週月〜金あさ7時30分〜8時、テレビ東京ローカル 隔週金曜夕方5時30分〜5時55分)が、この4月で放送開始から5周年!
オープニング曲「はじまりぷしゅ」とエンディング曲「おわりぷしゅ」の映像がリニューアルされるとのことで、撮影現場に潜入しました。

かわいい衣装に身を包んだ出演者たちがスタンバイ。この撮影現場はお子さま連れOK! スタッフのお子さんが撮影を見学したり、自由に遊んだりしていて、スタジオ全体が和やかな雰囲気に包まれていました。

ディレクターを務めるのは、フェイクドキュメンタリー「TXQ FICTION」などを手掛け、次世代を担う30才未満の30人を選出する「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2023」にも選ばれた大森時生さん(テレビ東京)。
撮影前には子どもたちに「この前、ホラー映画のオーディションで会ったよね!」と話しかける姿も。まさに大森さんならではのコミュニケーション!

「にこにこ笑顔でね〜!」
大森さんの優しい声かけに、子どもたちもリラックス。
「シナぷしゅ」の2025年の制作テーマは"トロピカルジャーニー"。大森さんは「"ジャーニー"を赤ちゃんの成長で表現したい」と、人類の進化の歴史のように、赤ちゃんが扉をくぐるたびに少しずつ大きくなっていく姿を描きます。

スタジオにメインキャラクターの「ぷしゅぷしゅ」が登場し、子ども達は釘付けに! しかしいざ本番が始まると、しっかりカメラに集中。プロフェッショナルな姿を見せてくれました。

最終カットがバッチリ決まると、スタジオには歓声と拍手が響き渡りました。新しいオープニングとエンディングの映像は、ぜひ3月31日(月)から始まる新年度の放送をチェックしてくださいね!
テレ東プラスは、「シナぷしゅ」生みの親であり、統括プロデューサーを務める飯田佳奈子さんにインタビュー。子育て世代のインフルエンサーでもある飯田さんに、これからの「シナぷしゅ」への思いと、ママとしての思いを聞きました。

――新オープニング・エンディングの演出を担当したのは、ホラーファンを魅了する大森さん。意外な人選にも思えますが、きっかけは?
「実は大森さん、数年前から『シナぷしゅ』にディレクターとして関わってくれているんです。彼の中には遊び心とピュアな少年らしさがあって、『シナぷしゅ』の自由なクリエイティブにも興味を持ってくれたので、時々コーナーで好きなものを作ってもらっています。
この番組が始まった当初は、テレ東内でも『乳幼児向け番組ってどういうこと?』という雰囲気で、社内でもほとんど認知されていませんでした。5年かけて少しずつ積み重ねてきたことで、今では独自のスタイルが確立されたと感じています。
ただ、私はそこにあぐらをかかず、攻めの姿勢で新しいことにチャレンジしたいと思っていました。大森さんが『シナぷしゅ』のOP・ED映像を手掛けたらどんな作品になるのか、純粋に興味がありましたし、彼自身のクリエイティブの新たな扉が開くのではと思いました」
――大森さんらしさを感じた演出は?
「スタジオにいろんな動物が登場したことと、赤ちゃんが15人も撮影に参加したことです。私たちはどうしても収録をスムーズに進めようと考えてしまうので、本物の動物やたくさんの赤ちゃんを登場させるという発想はなかったんです。でも大森さんは、その殻を見事に破ってきました。
収録では想定外のことがたくさん起きましたが、大森さんは『それが化学反応だから、撮れたもので構成しよう』と楽しそうで。彼には固定概念がないんだと感じましたし、"そういうチャレンジをしてもいいんだ!"と勉強になりました」
ここで、2児の母でもある飯田Pに、【子育てで大事にしている3ヵ条】を聞きました。
【その1】規則正しい生活をする
「規則正しい生活をすることで、子どもの体が強くなります。それに、何時に寝るかが決まっていると、自分の予定も立てやすくなるんです。たとえば夜8時に寝てくれれば、『8時半から会議に出よう』と、仕事の見通しが立てられる。子どものためにも自分のためにも、我が家では規則正しい生活を徹底しています」
【その2】叱る時は本気で向き合う
「大切なことは"ながら"で叱らない。何をしていても絶対に手を止めて、しっかり向き合うようにしています。たとえば料理をしている時なら火を止めて、子どもの両手を握って『ママの目を見て』と伝える。下の子はまだ2歳なので、『目を見て』と言ってもほわ~っとしていますが(笑)、それでも根気強く『ママの目を見て!』と伝えて、何がいけなかったのか見つめ合いながら説明すると、ちゃんと分かってくれます」
【その3】自分のこともたくさん話す
「幼稚園の帰りに『今日どうだった?』と聞いても、『別に普通〜』と返されて終わっちゃうことって多いですよね。我が家の場合は、『普通ってどういうこと!?』と掘り下げた後に、必ず自分の1日がどうだったかも伝えるようにしています。
『今日は誰々さんと打ち合わせをして、お昼はこれを食べて、電車でウトウトしながら帰ってきた』など、かなり細かく説明して、全てを共有。母親のことをよく知ってもらう良い機会になりますし、子どもも私の仕事に興味を持ってくれるようになる。息子は私が仕事で関わる人たちのこともよく知っていて、家族にチーム感が生まれています」

――仕事と子育ての両立に悩む方も多いと思います。プロデューサーとしてバリバリ働いている飯田さんは、どうしているのでしょうか。
「私は"両立なんてしなくいい"と思っています。正直に言うと、私自身、子育てと仕事どちらも完璧にできている瞬間なんてなくて、どちらか倒れているか、両方とも足元がグラグラしているか。"両立"という言葉自体が窮屈だなと感じますし、『そもそも両立させる必要があるのかな?』と思います。
たとえば、仕事がうまくいった日は、子育てが多少うまくいかなくても『今日は仕事を頑張ったし、まぁいっか』と思えばいい。その日の仕事がいまいちでも、帰って子どもたちとたくさん遊んで『今日はめっちゃいいママだったからOK!』と思えたら、それで十分。大事なのは両立じゃなくて、どちらかがうまくいけばそれで良しとすること。自分をうまく甘やかしながら、繋がった一つの世界線の中でバランスを取るのがちょうどいいと思います」
――両立に悩む方にとっては、まさに目から鱗ですね…! 飯田さんとお話ししていると、並々ならぬバイタリティーを感じますが、その原動力はどこから来ているのでしょうか?
「多分、生まれ持った性分なんだと思います(笑)。昔からよく喋るし、常に動き回っているタイプで。
パワーを貰っていると感じるのは、『ぷしゅソングフェス』のようなリアルイベント。お客さまが目の前に列を作ってくれて、『こんなふうに「シナぷしゅ」に助けられました』と伝えてくださるのですが、それが本当にうれしくて…。その熱量が、私のエネルギーになっていく感じがします」
――全世界配信を目的とした公式YouTube チャンネルも始動しました。今後の「シナぷしゅ」に感じている可能性や、野望を聞かせてください。
「赤ちゃんの世界には国境がなく、『シナぷしゅ』にも国境はないはずだと思っています。言語に頼らないコンテンツも多いので、世界中の赤ちゃんに届けることで、『シナぷしゅ』が世界共通の単語になればいいなと思います。
それから、いつか『シナぷしゅの森』を持ちたいという壮大な夢もあります。森の中に美術館やアトリエ、スタジオ、アスレチックがあって、子どもたちが一年中自由に集まれる場所。『シナぷしゅ』の世界を丸ごと体験できる空間にして、私はその“森の番人”として子どもたちを迎える…そんな夢を抱いています」
――最後に、子育て中のパパやママにメッセージをお願いします!
「子育てって一番クリエイティブな仕事なんじゃないかと感じています。親の仕事って、子どもたちの人生の下描きをしていくようなもの。もちろん、その通りに進むかどうかは子ども次第ですが、それってどんなことよりもクリエイティブですよね。正解がないからこそ難しいし、何をやっても正解になり得るんじゃないかと思うようになりました。
それから、最近ふと気づいたことがあって。子どもに無限の可能性があるのと同じように、私にもまだまだ無限の可能性があるのかもと思うようになったんです。自分で限界を決めてしまう部分はあると思うので、子どもの可能性を信じるのと同じくらい、親御さんも、自分自身の可能性を信じてほしいなと思います」
オープニング曲「はじまりぷしゅ」とエンディング曲「おわりぷしゅ」の映像がリニューアルされるとのことで、撮影現場に潜入しました。
お子さま連れOK! 新OP・ED映像の撮影現場

かわいい衣装に身を包んだ出演者たちがスタンバイ。この撮影現場はお子さま連れOK! スタッフのお子さんが撮影を見学したり、自由に遊んだりしていて、スタジオ全体が和やかな雰囲気に包まれていました。

ディレクターを務めるのは、フェイクドキュメンタリー「TXQ FICTION」などを手掛け、次世代を担う30才未満の30人を選出する「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2023」にも選ばれた大森時生さん(テレビ東京)。
撮影前には子どもたちに「この前、ホラー映画のオーディションで会ったよね!」と話しかける姿も。まさに大森さんならではのコミュニケーション!

「にこにこ笑顔でね〜!」
大森さんの優しい声かけに、子どもたちもリラックス。
「シナぷしゅ」の2025年の制作テーマは"トロピカルジャーニー"。大森さんは「"ジャーニー"を赤ちゃんの成長で表現したい」と、人類の進化の歴史のように、赤ちゃんが扉をくぐるたびに少しずつ大きくなっていく姿を描きます。

スタジオにメインキャラクターの「ぷしゅぷしゅ」が登場し、子ども達は釘付けに! しかしいざ本番が始まると、しっかりカメラに集中。プロフェッショナルな姿を見せてくれました。

最終カットがバッチリ決まると、スタジオには歓声と拍手が響き渡りました。新しいオープニングとエンディングの映像は、ぜひ3月31日(月)から始まる新年度の放送をチェックしてくださいね!
テレ東プラスは、「シナぷしゅ」生みの親であり、統括プロデューサーを務める飯田佳奈子さんにインタビュー。子育て世代のインフルエンサーでもある飯田さんに、これからの「シナぷしゅ」への思いと、ママとしての思いを聞きました。

――新オープニング・エンディングの演出を担当したのは、ホラーファンを魅了する大森さん。意外な人選にも思えますが、きっかけは?
「実は大森さん、数年前から『シナぷしゅ』にディレクターとして関わってくれているんです。彼の中には遊び心とピュアな少年らしさがあって、『シナぷしゅ』の自由なクリエイティブにも興味を持ってくれたので、時々コーナーで好きなものを作ってもらっています。
この番組が始まった当初は、テレ東内でも『乳幼児向け番組ってどういうこと?』という雰囲気で、社内でもほとんど認知されていませんでした。5年かけて少しずつ積み重ねてきたことで、今では独自のスタイルが確立されたと感じています。
ただ、私はそこにあぐらをかかず、攻めの姿勢で新しいことにチャレンジしたいと思っていました。大森さんが『シナぷしゅ』のOP・ED映像を手掛けたらどんな作品になるのか、純粋に興味がありましたし、彼自身のクリエイティブの新たな扉が開くのではと思いました」
――大森さんらしさを感じた演出は?
「スタジオにいろんな動物が登場したことと、赤ちゃんが15人も撮影に参加したことです。私たちはどうしても収録をスムーズに進めようと考えてしまうので、本物の動物やたくさんの赤ちゃんを登場させるという発想はなかったんです。でも大森さんは、その殻を見事に破ってきました。
収録では想定外のことがたくさん起きましたが、大森さんは『それが化学反応だから、撮れたもので構成しよう』と楽しそうで。彼には固定概念がないんだと感じましたし、"そういうチャレンジをしてもいいんだ!"と勉強になりました」
ここで、2児の母でもある飯田Pに、【子育てで大事にしている3ヵ条】を聞きました。
【その1】規則正しい生活をする
「規則正しい生活をすることで、子どもの体が強くなります。それに、何時に寝るかが決まっていると、自分の予定も立てやすくなるんです。たとえば夜8時に寝てくれれば、『8時半から会議に出よう』と、仕事の見通しが立てられる。子どものためにも自分のためにも、我が家では規則正しい生活を徹底しています」
【その2】叱る時は本気で向き合う
「大切なことは"ながら"で叱らない。何をしていても絶対に手を止めて、しっかり向き合うようにしています。たとえば料理をしている時なら火を止めて、子どもの両手を握って『ママの目を見て』と伝える。下の子はまだ2歳なので、『目を見て』と言ってもほわ~っとしていますが(笑)、それでも根気強く『ママの目を見て!』と伝えて、何がいけなかったのか見つめ合いながら説明すると、ちゃんと分かってくれます」
【その3】自分のこともたくさん話す
「幼稚園の帰りに『今日どうだった?』と聞いても、『別に普通〜』と返されて終わっちゃうことって多いですよね。我が家の場合は、『普通ってどういうこと!?』と掘り下げた後に、必ず自分の1日がどうだったかも伝えるようにしています。
『今日は誰々さんと打ち合わせをして、お昼はこれを食べて、電車でウトウトしながら帰ってきた』など、かなり細かく説明して、全てを共有。母親のことをよく知ってもらう良い機会になりますし、子どもも私の仕事に興味を持ってくれるようになる。息子は私が仕事で関わる人たちのこともよく知っていて、家族にチーム感が生まれています」
仕事と子育ては両立させなくていい

――仕事と子育ての両立に悩む方も多いと思います。プロデューサーとしてバリバリ働いている飯田さんは、どうしているのでしょうか。
「私は"両立なんてしなくいい"と思っています。正直に言うと、私自身、子育てと仕事どちらも完璧にできている瞬間なんてなくて、どちらか倒れているか、両方とも足元がグラグラしているか。"両立"という言葉自体が窮屈だなと感じますし、『そもそも両立させる必要があるのかな?』と思います。
たとえば、仕事がうまくいった日は、子育てが多少うまくいかなくても『今日は仕事を頑張ったし、まぁいっか』と思えばいい。その日の仕事がいまいちでも、帰って子どもたちとたくさん遊んで『今日はめっちゃいいママだったからOK!』と思えたら、それで十分。大事なのは両立じゃなくて、どちらかがうまくいけばそれで良しとすること。自分をうまく甘やかしながら、繋がった一つの世界線の中でバランスを取るのがちょうどいいと思います」
――両立に悩む方にとっては、まさに目から鱗ですね…! 飯田さんとお話ししていると、並々ならぬバイタリティーを感じますが、その原動力はどこから来ているのでしょうか?
「多分、生まれ持った性分なんだと思います(笑)。昔からよく喋るし、常に動き回っているタイプで。
パワーを貰っていると感じるのは、『ぷしゅソングフェス』のようなリアルイベント。お客さまが目の前に列を作ってくれて、『こんなふうに「シナぷしゅ」に助けられました』と伝えてくださるのですが、それが本当にうれしくて…。その熱量が、私のエネルギーになっていく感じがします」
――全世界配信を目的とした公式YouTube チャンネルも始動しました。今後の「シナぷしゅ」に感じている可能性や、野望を聞かせてください。
「赤ちゃんの世界には国境がなく、『シナぷしゅ』にも国境はないはずだと思っています。言語に頼らないコンテンツも多いので、世界中の赤ちゃんに届けることで、『シナぷしゅ』が世界共通の単語になればいいなと思います。
それから、いつか『シナぷしゅの森』を持ちたいという壮大な夢もあります。森の中に美術館やアトリエ、スタジオ、アスレチックがあって、子どもたちが一年中自由に集まれる場所。『シナぷしゅ』の世界を丸ごと体験できる空間にして、私はその“森の番人”として子どもたちを迎える…そんな夢を抱いています」
――最後に、子育て中のパパやママにメッセージをお願いします!
「子育てって一番クリエイティブな仕事なんじゃないかと感じています。親の仕事って、子どもたちの人生の下描きをしていくようなもの。もちろん、その通りに進むかどうかは子ども次第ですが、それってどんなことよりもクリエイティブですよね。正解がないからこそ難しいし、何をやっても正解になり得るんじゃないかと思うようになりました。
それから、最近ふと気づいたことがあって。子どもに無限の可能性があるのと同じように、私にもまだまだ無限の可能性があるのかもと思うようになったんです。自分で限界を決めてしまう部分はあると思うので、子どもの可能性を信じるのと同じくらい、親御さんも、自分自身の可能性を信じてほしいなと思います」
記事提供元:テレ東プラス
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。