下ネタ系YouTuberがYouTubeに下ネタ系“クソ広告”を出稿、10分で審査を通過してしまう
3月28日、下ネタ系YouTuber「動あり」(登録者数73万人)がチャンネルを更新。「YouTubeでクソ広告を実際に出してみた」と題した動画を公開しました。
YouTubeにはびこる「クソ広告」過去には自分で検証も
下ネタの動画ばかり投稿している“下ネタ系YouTuber”の動ありは冒頭で「YouTubeの広告が無法地帯であることをご存じでしょうか?」と切り出し、最近のYouTube広告は「ほぼAVのサンプル」レベルでいかがわしいものが多いと話します。
代表的なものは、可愛らしい女性が脱毛や男性器増大術を宣伝し、激安価格での施術やアマゾンギフトカードのプレゼントなどをうたう広告です。これまで動ありはそういった広告を検証して、実際に激安価格で施術を受けることができるのか、女性に施術をしてもらえるのか、といったことを実際に店に出向いて確かめてきましたが、ことごとく騙されて終わる結果になりました。
過去には動あり自身も下ネタ満載の動画を広告として出稿するという企画を実施しましたが、当時と比べても今の広告のほうが数倍ひどいのだとか。今回は、YouTubeの広告審査はどれほど甘いものなのか、実際に「クソ広告」を作って検証していくことにします。クソ広告には「1.女の子が出る、2.下品なことを言う、3.アマギフ貰えるかもと思わせる」という「女、エ〇、金」の条件を満たしたものが多いそうで、これに従って3つの広告を作りました。
「女、エ〇、金」を盛り込む
1本目の「レベル1」の広告にはセーラー服姿の動ありが登場し、「頭脱毛していただけませんか。というのも実は動ありチャンネルでは下ネタ動画が無料で永久に見ることができ、あまりにも下品によるストレスで髪の毛を脱毛していただけます」と宣伝するもの。「動画にハマるとアマギフ6万円分プレゼント!」「高評価すると3500円相当の動ありパペットプレゼント!」と言っておいて、画面右上に小さく「※俺と仲良くなった人限定」と注意書きをしている点も、実際のクソ広告を忠実に再現したものだそうです。
「レベル2」の広告ではセーラー服の動ありが登場する点は変わっていませんが、「息子を大きくする」「フル勃起も目指せてめちゃくちゃ硬くなる」など下ネタが露骨になっています。そして、動ありが特にこだわったのは次のワンシーン。
「どうせサンプルだけしか見れないんだろう」とか言ってみんな息子を大きくしに来てくれないんです。もう怒ったので最終手段出しちゃいます!この動画からチャンネル登録してくれた人限定無料で、息子大きくするだけじゃなくて賢者タイムまでサポートしちゃいます
クソ広告にありがちな、女性がいきなりキレて破格のサービスを約束する展開まで再現しています。
「レベル3」の広告は3月14日に投稿した「うんこ産むので産休入ります」という動画。常識的な感覚ではとうてい広告審査に通るとは思えません。動ありはこれらの動画を、18~44歳までの男性に向けた広告として申請。広告に関連するタグとして「幼児・子共向け製品」「おもちゃ」「冒険好き」といったキーワードが表示され、動ありは「息子のこと勘違いしとるやんけ」と漏らしました。予算は1本につき1日2000円に設定して、審査が通るかどうか待つことにします。
審査は10分ほどで完了し、「レベル3」の動画までもが審査に通ったそうです。自分の動画に広告がつかないときは審査に1~2日かかり、広告審査も同じくらいの時間を要すると書かれてあったため、下ネタ広告がこうもすんなりと表示されてしまうことに驚きを隠せない様子でした。動ありの広告はYouTube上で4月11日まで表示されるそうです。
この動画のコメント欄では、
当事者になる事で詐欺広告を出すことがどれだけ簡単か視聴者に発信してくれるのはyoutuberの鑑
なんでBANされてる動ありがまとも側で広告審査してるサイドのYoutubeが無法地帯側やねん
動ありが広告に出てきて驚きと少しの喜びと恥ずかしさと気まずさが入り混じった感情になった
といった反応が寄せられています。
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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