ルーキー初優勝一番乗りへ 「経験が生きた」馴染みのコースで荒木優奈が首位タイ発進
<アクサレディス 初日◇28日◇UMKカントリークラブ(宮崎県)◇6538ヤード・パー72>
19歳の荒木優奈が、4バーディ・ボギなしの「68」をマーク。ルーキーが第3戦目にして首位発進を決めた。
「いいラウンドだった」。控えめな評価ながらも、納得のプレーに笑みがこぼれる。アウトコースからスタートすると、3番パー4でバーディが先行。そこから連続バーディ、さらに7番パー3でも一つ伸ばしてハーフターン。後半は「めっちゃ吹いてきた」と強い風が選手を翻ろうする中、「しっかり耐えられた」と15番パー4でもバーディを奪い、難コンディションの中、ボギーフリーのゴルフを展開した。
熊本県出身の荒木だが、菅楓華らも輩出する宮崎県の日章学園高出身。“準地元”ということもあり、UMKカントリークラブは馴染みのコース。「マネジメントはしっかり頭に入っていると思うので、経験が生きた」とそのアドバンテージもしっかりものにした。
さらに初日は、ティショット、セカンドショットともによかったと話し、フェアウェイキープ率は78.5%(11/14)で、パーオン率も77.7%(14/18)。数字も好調さを裏付ける。
今季は、青木香奈子がデビュー戦で13位、吉田鈴は開幕戦で15位に入るなどルーキーの活躍には目を見張るものがある。昨年12月の「JLPGA新人戦 加賀電子カップ」で優勝を果たし、97期生NO.1の称号を手にした荒木も開幕戦で7位とその存在感を発揮している。「やっぱり(同期が)上位にいると、私も自分も頑張りたいなと思う」と活躍が刺激に。自らのモチベーションアップにもつながっている。
残り2日間の目標は、「最終日に上位争いができる位置で終われるようにしっかりプレーしたい」。レギュラーツアー優勝を、ルーキー1番乗りで。地に足をつけて初優勝へ向けて突き進む。
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。