米ツアーでバーディ率3位 好発進の岩井明愛が求める強気パット「ショートは嫌い」
<フォード選手権 初日◇27日◇ワールウインドGC(アリゾナ州)◇6661ヤード・パー72>
2月の「ホンダLPGAタイランド」でし烈な優勝争いを展開した岩井明愛が、好調を維持している。初日は6バーディ・ボギーなしの「66」をマーク。6アンダーの好スタートを切った。
風が穏やかな午前中にティオフ。前半14番で最初のバーディを奪うと、16番からは圧巻の5連続バーディを奪取した。「プレッシャーはあまり感じていない。きょうもいい緊張感の中でやれました」とうなずいた。
スコアだけ見れば上々だが、本人は「内容」に納得していない様子。もどかしく感じているのはグリーン上で、「いくつか悔しい場面はありました。何本かパットがショートしてしまった。ショートは嫌いなので、カップは過ぎたいっていう気持ちはありますね」と振り返った。
パット数は26回と安定し、フェアウェイキープ率78.6%(11/14)、パーオン率77.8%(14/18)とショットの精度も高水準だったが、求めるものは高い。バーディ合戦の様相を呈しているだけに、攻めの姿勢を貫きたいというのが本音だ。
ホンダLPGAタイランド最終日に記録した「61」も記憶に新しいが、岩井のバーディへの嗅覚は群を抜く。今季はまだ6ラウンドと試合数は少ないものの、バーディ率は28.70%でツアー3位。タイと同様、伸ばし合いの展開でこそ、岩井の持ち味である強気なゴルフが光る。
ホールアウト時点では、チャーリー・ハル(イングランド)が9アンダーで単独トップ。3打差は十分に射程圏だ。「あすも自分らしく、楽しみながら。一打一打に全力を尽くして頑張ります」。2日目はさらなる好スコアで首位の座を脅かす。
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