YouTuberナオキマンが「がんは深呼吸で治る」説を紹介 「信じる人が出ちゃうのが怖い」と懸念の声
都市伝説YouTuberの「ナオキマン」(登録者数133万人)が1カ月前に公開した、元WHO職員を名乗る謎の人物「Mr.X」との対談動画が波紋を呼んでいます。
元WHO職員を名乗る謎の人物と対談
ナオキマンは、主に都市伝説・オカルトについて解説する動画を投稿しているYouTuberで、何度もテレビ出演をしているほか、複数の著書も刊行。都市伝説系YouTuberを代表する存在の1人です。
ナオキマンは昨年11月にXを更新すると、フロリダ州にあるドナルド・トランプ氏の別荘を訪れたことを明かしました。石破茂首相よりも先にトランプ次期大統領邸を訪れたことは大きな話題となり、ナオキマンはテレビの取材を受けています。
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2月8日、ナオキマンはサブチャンネルを更新。Mr.Xという人物との対談を公開しました。
Mr.Xは、幼いころに見た『ジャングル大帝』などのアニメの影響で獣医を志し、25歳でアフリカに渡ったとのこと。そこで「教科書に書かれていたことがまったく役に立たない」と実感。その後は民間企業で「不老不死」の研究をしたり、WHO(世界保健機関)の心臓病調査チームの研究にも携わったりして、世界各地に赴いて医療に携わってきたといいます。
ノーベル賞科学者の論文を紹介
対談の中でMr.Xは、「がんは深呼吸で治る」と述べていました。ノーベル賞科学者・ワールブルクの論文によると、培養細胞に60%の酸素の状態で長時間曝露していくと、酸素を使わず、糖を分解する嫌気的呼吸しかできなくなり、ミトコンドリア遺伝子が壊れてがん化していくのだそうです。
がんの特徴として「歯止めなく無限増殖する」「発生源から転移して増殖する」という2点が挙げられるそうですが、実際には実験の上でしか分かっていないことも多いのだとか。
Mr.Xは「少なくとも分かってることは、がん細胞ってのは糖しか使えない。要するに酸素が少ない状態で生き残ってるんですよ」と述べます。嫌気的解糖が起こると乳酸ができ、がん細胞の周辺が酸性に傾くため、がん細胞はそこで生き残るために増殖を繰り返すのだといいます。
Mr.Xは「(がん細胞は)酸素がなくてもエネルギー作れるやつだと。だったら酸素供給してやりゃいいじゃない。深呼吸すれば治るよってのはそういうこと」と持論を述べました。
さらにMr.Xは、日本では口蹄疫で家畜を殺処分するが、実際は致死率が低く回復可能であることや、血圧を下げる薬の普及がかえって脳卒中率を上げていることなどを指摘。こうした医療の矛盾の背景には、WHOの予算の70%は製薬会社から賄われており、「病気をつくって治療薬を売る」というビジネス的な構造ができていることにあると批判しています。
この動画についてSNS上では、
影響力ある人が言うと本気で信じる人が出ちゃうのが怖いよね…。標準医療をちゃんと受けるのが大事だってもっと広まってほしい
健康な奴がやるただの健康術じゃないのこれ
といった声がみられました。Xで92万人のフォロワーを持つインフルエンサーのZ季は、
癌が深呼吸と断食で治るってナオキマンが番組で紹介しちゃったから布教が始まってる。これ見て標準医療拒否して深呼吸に全振りした人たちが普通に死んでいくからな。月刊ムーが特集するならいいけど有明アリーナ埋めるナオキマンが言い出すと危ない。
とコメントを残しています。
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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