『RTZ』から渋野日向子も!契約フリーの“ボーケイ女子”が増える理由
今週の国内女子ツアーは、渋野日向子が参戦し、前戦とは違ってクリーブランド『RTZ』ウェッジから、ボーケイ『SM10』へと入れ替えていた。今年からクラブ契約フリーになり『RTZ』を使用したことから、先月大きな注目を集めたが、契約外にはボーケイの方がいいのか? 国内女子ツアーの他の契約外選手の動向を探った。
タイトリストは直近でTPIのレベル3を獲得する目澤秀憲コーチとの契約を発表したが、昨年から高い専門性を持つツアープロコーチと契約している。スコッティ・キャメロンのパター専門コーチ・丸山颯太氏に加え、ボーケイ専門のウェッジコーチ・永井直樹氏も抱えており、ギアだけでなく、芝質や技術に関する選手へのサポートも加速させている。
この影響もあり単なるモノへの信頼だけでなく、ギアにシビアな契約フリー選手にもボーケイ使用者が増えに増え、その信頼度が増す一方な様子。他社から『SM10』(52,58)に替えた岡山絵里は「打ち出しの高さ、出球の速さ、着弾する位置、スピン量と、すべてがイメージ通りになっています。難しいライでも対応できるので、ミスが極端に少なくなりました」と言う。
3本の『SM10』(50,54,58)を入れる高橋彩華も「ピタッと止まってくれます。ロブショットをした時の性能が他社と比べて明らかに違うなと。スピンがしっかり入ってくれるのでグリーン周りでもフルショットでも計算できますし、その後のパッティングまで同時にイメージできるのが良いですね」と言う。
稲見萌寧も3本『SM10』(48,52,58°)を入れており「グリーン周りのアプローチは当然良いんですけど、フルショットした時の抜け感や、バンスの当たる感じがとても心地良いですね。総合的なバランスが良いので、常に安定した飛距離を出せる。ウェッジではとても重要なことかなと」と絶賛。
いずれも契約フリーだが『SM10』の性能を実感している様子の上記3人。今大会ではダレルサーベイが入っておらず、使用率が出ないそうだが、渋野を含めたかなりの人数に達する模様。ちなみに、開幕戦「ダイキン」では下記の選手たちが『SM9』を含むボーケイ使用者だった。
【ダイキンのボーケイ使用者】
■『SM10』ユーザー
申ジエ(50,54,60)稲見萌寧(48,52,58)神谷そら(48,54,58)櫻井心那(46,52,58)高橋彩華(50,54,58)野澤真央(50,54,58)岡山絵里(52,58)三ヶ島かな(52,57)森田遥(50,54,58)イ・ヒョソン(48,52,58)イ ミニョン(52,58)ペ・ソンウ(48,52,58)リ・ハナ(50,54,58)小林光希(48,52,58)永井花奈(48,52,58)永峰咲希(48,54,58)田辺ひかり(50,56,58)新垣くらら(50,54,58)上原彩子(59)大城さつき(48)
■『SM10』以外のユーザー
木戸愛/SM10(48)SM9(52,58)玉城豪華/SM9(50,54,60)西山ゆかり/SM8(58)笠りつ子/FORGED(58)髙野愛姫/FORGED(50,54,58)
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