“メスガキ”表現が問題? 人気ボカロPの新曲MV、不適切表現で非公開に→リメイク版も一時サムネ規制
人気ボカロPの「柊マグネタイト」(登録者数41万人)新曲が、公開後に続けてトラブルに見舞われています。
新曲「ざぁこ」が批判を受け非公開に
ボカロPの柊マグネタイトは、2020年に初投稿した11分を越える長編「或世界消失」が独特な世界観が話題に。昨年11月に発表した「テトリス」は再生回数が5000万回を超えるヒットとなり、YouTubeの人気ミュージックビデオランキングでは現時点で5位を記録しています。
先月9日、柊マグネタイトは新曲「ざぁこ」のMVを投稿しました。しかし同日、「歌詞・描写に不適切な表現が含まれている」といった指摘を受けたと報告。動画を非公開にするとともに、後日「ざぁこリメイク版」を再アップロードするとしていました。
今回問題となったのは、歌唱していたVOCALOIDも原因だったとみられています。歌唱したのは小学生の声をもとに開発された「ボカロ小学生」の「歌愛ユキ」。ざぁこのMVでは学生服を着用し、成長した姿で登場していました。
歌詞は、歌愛ユキが聴き手を一方的に貶めるといった内容で、直接的な性的表現はないものの、捉え方によっては煽情的・挑発的な歌詞と解釈できるものでした。近年「メスガキ」と称される、煽情的・挑発的な言動をとる未成年の女性を題材としたアダルト作品が流行しており、「ざぁこ」の歌詞の中にもそうした作品で使われるフレーズが含まれていました。
また、歌愛ユキの英語版キャラクター仕様ガイドラインでは「日本の適用法における公序良俗に反する方法(わいせつ、性的、または冒とく的な表現を含む)で使用すること」が禁止されています。さらに、欧米などでは小児性愛に対する法規制が厳しいことから、海外リスナーを中心に「児童ポルノに当たるのではないか」「ガイドライン違反なのではないか」など、「ボカロ小学生」の使用に批判の声が上がっていました。

リメイク版「雑魚」も一時サムネイルの危機に
今月10日、柊マグネタイトは「ざぁこ」のリメイク版「雑魚」をYouTubeとニコニコ動画にて公開。MV制作は前回と同じくイラストレーターの「CAST(旧channel)」が担当しています。
歌愛ユキに対する指摘を受け、「雑魚」の歌唱は歌愛ユキから「亞北ネル」に、コーラスも「音街ウナ」から「重音テト」に変更。それに伴い、MVも亞北ネルに差し替えとなり、新たに加えられたシーンもみられました。
「雑魚」は配信から1日足らずで再生回数100万回を超えるなど、反響を呼びました。ところが20日、柊マグネタイトはXにて、「雑魚」のサムネイルが「YouTubeのヌードや性的なコンテンツに関するポリシーに違反していると判断された」と報告。サムネイルを差し替えたことを明かすと、「?????」と困惑した様子を示していました。
????? pic.twitter.com/xWQu92qwEF
— 柊マグネタイト (@hiiragi_magne) March 20, 2025
元のサムネイルは、スマホを片手にした亞北ネルが、魚を太ももに挟んで寝そべっているというもの。ファンからは「この曲はどうしても出せない運命なのか…?」と不安の声が上がりました。柊マグネタイトは、再審査請求をしたことを明かし、それから10分ほどで元のサムネイルが復活しました。

MVのコメント欄には「これ、全部書き直したのか……?絵師さん凄すぎやろ……。」「ちゃんと幼くないことを表すかのように「ざぁこ」が漢字表記で「雑魚」になってるの最高」など歓喜の声が寄せられています。
また、今回歌唱している「亞北ネル」は、初音ミクを貶める書き込みをしていた工作員をモデルに作られた、通称「防火ロイド」と呼ばれる二次創作キャラクター。名前の由来が「もう飽きた。寝る」が元ネタであることも踏まえ、
・「もう批判飽きた寝る」がかかってる。
・防火ロイドとして炎上の火を消す。
・ボカロのアンチから生まれたという皮肉
といった意味合いがあるのではないかといった推測もあり、「ここへきて亞北ネル選ぶのはセンスの塊すぎる」「騒動があった上で、ミクとかテトじゃなくて亞北ネルに歌ってもらってるの、亞北ネルの生まれた理由とか名前の由来的にもとても好き」といった柊マグネタイトのセンスの良さを称賛する声も上がっています。
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。