『メルカリってなに?』高齢者(シニア)向けに伝える方法と出品・購入の練習方法
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自宅に眠っている不用品をネットを通じて売買することのできるフリマアプリ「メルカリ」。
特にシニア層の方にとっては、外に出なくてもほしいものを探せるうえ、自分の家に眠っているものの買い手を探すことができる便利なサービスです。
とはいえシニ...
イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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自宅に眠っている不用品をネットを通じて売買することのできるフリマアプリ「メルカリ」。
特にシニア層の方にとっては、外に出なくてもほしいものを探せるうえ、自分の家に眠っているものの買い手を探すことができる便利なサービスです。
とはいえシニアの方にとって同サービスの利用は、スマホ慣れしていないとなかなか難しいものでもあるのではないでしょうか。周りの人がメルカリの利用をお勧めしたとしても、利用に億劫さを感じる人もいるはずです。
(画像はスマホライフPLUS編集部で作成)
そこでこの記事ではシニア層の方に対して、「メルカリ」は一体どんなサービスなのか、分かりやすく説明するコツをご紹介します。
【1】メルカリを身近な例えで伝える
(画像は「メルカリ」公式サイトより引用)
メルカリを高齢者に説明する際には、身近な例えを使うといいでしょう。具体的にはメルカリを「バザー」に例えて伝えると、スマホやインターネットサービスに詳しくない方でもイメージしやすいアプリとなるでしょう。
出品は「スマホでできるバザー」
例えば「出品」に関して、「スマホでできるリサイクルショップやバザー」と説明すると、理解が進みます。具体的には、「ご自宅の使わないお品物を写真に撮って掲示板に載せ、全国の方に売ったり買ったりできるサービス」と伝えることで、イメージが湧きやすくなります。
なおメルカリの出品手順は以下の通りです。
【1】アプリを開き①「出品」タブを開き、②「出品する」ボタンを押します。【2】するとカメラが起動するため、③「カメラマーク」を押して、出品したい商品を撮影します。撮影ができたら④「次へ」をタップ 【3】「AI出品サポート」画面では撮影した画像を元にAIが自動で商品情報を読み取って出品情報を入力してくれます。⑤AIが読み取ったカテゴリーの中から適切なものを選択するか、商品情報を自分ですべて入力する場合には、⑥「スキップ」をタップして次の画面に進みます。【4】⑦商品名、商品の説明を細かく記載します 【5】⑦商品のカテゴリー、商品の状態、価格を入力します。【6】最後に⑧「こだわり条件」のタブをタップして開き、⑨配送の条件を入力しましょう。これで出品準備は完了です。最後に⑩「出品」ボタンを押すと商品の出品が開始します
高齢者にとって馴染みのある「リサイクルショップ」や「バザー」という言葉を使うことで、メルカリがどのようなサービスなのかを直感的に理解してもらうことができます。
購入は「カタログを見て注文」
同様に「購入」に関しては、欲しい商品を検索し、ボタン1つで購入手続きが完了する点を「注文カタログを見て注文する感覚」に似ていると説明すると、より親しみやすくなります。
なお商品を検索して購入手続きをする流れは以下の通りです。
【1】アプリを起動し、①画面上部の検索バーを押します。【2】②検索バーに購入したいアイテムのキーワードを入力します。またはカテゴリーやブランドから商品を探すことも可能です 【3】③商品一覧から気に入った商品をタップします。【4】④「購入へ」ボタンを押すと購入手続きに進みます
メルカリによるお金の仲介は「安心の代金預かりサービス」
また、お金の流れについても「安心の代金預かりサービス」と説明することで、信頼感を持ってもらうことができます。メルカリがお金を仲介し、商品が到着した後に支払いが完了する仕組みを解説することで、「知らない赤の他人とお金を直接的にやり取りするわけではない」という点から高齢者にも安心して利用してもらえるでしょう。
メルカリを使う具体的なメリットを伝える
メルカリを利用することで得られる具体的なメリットについても、高齢者に分かりやすく伝えることが重要です。
【出品】着ない服や読まない本が収入に!
まず着ない服や読まない本が収入に変わることを説明します。これにより、不用品を処分するだけでなく、収入を得られることを理解してもらえます。
(画像は筆者がメルカリで撮影)
【出品・購入】商品探しや出品・購入が「社会参加」になる
メルカリを通じて、商品を探すことや、出品作業そのものが「一種の社会参加」になることもシニア層の方にとっては魅力になり得るでしょう。バザーへの参加を「利益目的」ではなく趣味そのものとして行う方がいるように、メルカリが単なる売買の場ではなく、生活にメリハリや彩りを与えるものになり得ます。
実践的に「出品」を練習してみよう!
まず家族と一緒にアプリをダウンロードし、最初は1品だけ出品練習を行うことをおすすめします。
例えば不要なコップを出品することで、基本的な操作を学ぶことができます。
(画像は筆者がメルカリで撮影)
また、メルカリ公式動画で操作方法を視覚的に学ぶことも有効です。出品の際には「失敗しても大丈夫」「ゆっくり進めれば良い」と安心感を与える声掛けを行いながら、まずは低価格帯の所有物の出品完了を目指しましょう。
注意点をやさしく伝えよう
メルカリを利用する際の注意点についても、高齢者にやさしく伝えることが重要です。
まず、写真撮影は明るい場所で行うことを伝えましょう。相手にイメージが伝わっていない場合は「お料理の写真を撮る時と同じ要領」と説明すると良いでしょう。
これにより、商品の魅力を最大限に伝えるためのポイントを理解してもらえます。
(画像はスマホライフPLUS編集部撮影)
写真撮影の際は、商品にピントを合わせ、ピンボケしていない綺麗な写真を撮るのがポイントです。画面上でピントを合わせたい部分に指でタッチするだけで自動でピントを合わせることが可能。特別な設定や操作が不要で、ワンタップで簡単に撮影できます。
また、梱包はダンボールや緩衝材で丁寧に行うことの大切さも伝えましょう。丁寧な梱包の重要さは「バザー」との大きな違いであるためです。
メルカリは「バザーのようなもの」だけれど、送る際には「お歳暮を送る時の包み方」が必要だと例えることで、丁寧な対応の重要性を伝えることができます。
以上のように、メルカリを高齢者に説明する際には、身近な例えや具体的なメリット、安心設計、注意点、実践的なサポート例を丁寧に伝えることが重要です。これにより、高齢者も安心してメルカリを利用できるようになるでしょう。
※サムネイル画像(Image:Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています
記事提供元:スマホライフPLUS
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