花粉が飛びまくるゴルフ場でマスクを付ける人は4割以下⁉ リアルゴルファーに聞いた花粉症対策が意外過ぎた!
3月に入り、花粉の飛散も本格化。屋外でプレーするゴルフはもろにその影響を受けやすいが、花粉に悩まされているゴルファー達は一体どんな対策を行っているのか。リアルゴルファーにアンケートを行ったところ、意外な花粉症対策がわかった。
■花粉症を患っていますか?
はい 48.4%
いいえ 51.6%
※407回答
そもそも何割のゴルファーが花粉症なのか。アンケートを取ってみると「いいえ」がやや上回ったものの、約半数が花粉症に悩まされているという結果に。そんなゴルファー達は、花粉シーズンになるとラウンド回数が減ることはあるのか。「花粉症を患っていますか?」の問いに「はい」と答えた48.4%の人に聞いてみた。
■花粉シーズンのラウンド回数に変化はありますか?
ラウンド回数は減る 19.3%
ラウンド回数は変わらない 79.2%
ラウンド回数は増える 1.0%
※197回答
花粉症を患っていても、約8割はラウンド回数に変化はなしと回答。症状の度合いにもよるようで、「ゴルフ場ではさほど気にならない程度」「鼻水が出たりしないから大丈夫」「耐えるので問題ない」という意見や、「花粉症が回数を減らす理由にはならない」「単にプレーをしたいから!」「ゴルフが好きだから」など、ゴルフをプレーしたい気持ちが勝るため、花粉症だったとしてもラウンド回数は減らさないという意見も多く見られた。
一方で、症状が重い人には死活問題のようで、「くしゃみでいつも以上に体力を使うし、目も痒いので集中できない」「集中力に欠けるもったいないラウンドになりがちだから」「何となく体がだるいから」「花粉のせいでプレーしても楽しくない」など、ゴルフへの影響を考慮して、ラウンドを控えるという意見もあった。
また、回答の中で多く見られたのが「薬を服用しているから」などの花粉症対策。実際、ゴルファーはどんな対策を講じているのだろうか。
■ラウンド中に行っている花粉症対策を教えてください
花粉症の薬を服用している 68.0%
マスクの着用 39.6%
花粉をガードするスプレーを使用している 20.8%
花粉が付きにくい上着を着用している 9.6%
花粉用のメガネ(ゴーグル)の着用 8.6%
その他 14.7%
※197回答
最も多かった花粉症対策は薬の服用。「処方箋薬を飲んでいる」という人もいるように、アレルギー反応を抑える薬の服用が約7割という結果になった。そして意外だったのがマスクの着用。花粉症を患っている人のうち、4割以下しかマスクを着用していないという結果に。花粉の侵入を防ぐ効果は高いものの、プレー中の息苦しさなどが影響するためか、マスクを使用する人は予想以上に少なかった。
意外と多く活用されていたのが、花粉ガード効果があるスプレー。イオンの膜を張ることで花粉の付着を抑制したり、保湿することで静電気による花粉の付着を防ぐなど、ガード方法はさまざまだが、共通しているのは自身に吹きかけるだけというお手軽さ。また、顔だけでなく、髪や衣服などの広範囲への付着も防げるため、長時間屋外にいるゴルフには打ってつけの対策だ。
花粉が付きにくいウィンドブレーカーのような上着の着用も効果的だが、こちらは約1割。メガネ(ゴーグル)の着用も1割以下という結果になった。
その他には、「点鼻薬や目薬を使用している」「定期的に服に付いた花粉を叩く」「ハーフで目を洗う」「前日はしっかり8時間は寝る」などの意見も。そんな中、複数のゴルファーが実践していると回答したのが「ワセリンを目の周りや鼻口に塗る」という方法。
皮膚を保護する保湿剤として有名なワセリンだが、目の周りや鼻の穴周辺に塗ることで、ワセリンの油膜が花粉をキャッチし、花粉の侵入を防ぐ効果があると期待されている。人づてに広まった方法で、医学的な効果は明らかになっていないが、実践しているゴルファー達は症状の緩和を実感している様子。ワセリンは比較的肌に優しいとされているが、かぶれなどの心配もあるため、実践する際は日常生活などで一度試してみるといいだろう。
楽しいゴルフが花粉症のせいで台無しにならないためにも、対策はしっかりと行いたい。特に薬の服用は効果的な方法ではあるし、昨今は花粉シーズンをカバーしてくれる48日分の市販薬も販売されているため、病院に行かなくてもいいなど取り入れやすくなっている。
しかし、薬選びには注意が必要だ。花粉症の市販薬には、主に第1世代・第2世代抗ヒスタミン薬があり、眠気などの副作用が心配な場合は、第2世代抗ヒスタミン薬のほうがおすすめ。花粉症の症状をとにかく抑えたいなら、第2世代抗ヒスタミン薬の内服薬と点眼薬、鼻噴霧ステロイド薬の組み合わせが最強となる。
一方、第1世代といわれる抗ヒスタミン薬もあるが、即効性が高い分、眠気や口の渇きなどの副作用が強い傾向にある。代表的な成分のクロルフェニラミンマイレン酸塩は、2mgでビール3杯分(約720ml)と同程度の認知力の低下をもたらし、眠気だけでなく、パフォーマンスや集中力の低下にもつながる。プレー中に意識が散漫になるだけでなく、行き帰りの運転中の眠気や集中力低下にもつながるため、市販薬を選ぶ際は十分注意しよう。
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