日本女子アマ覇者・飯島早織がプロ宣言&マイネク参戦「ずっと出たいと思っていた」
<マイナビネクストヒロインゴルフツアー開幕戦 マイナビカップ 事前情報◇12日◇成田ゴルフ倶楽部◇6411ヤード・パー72>
19歳・飯島早織がマイナビ ネクストヒロインツアー(以下、マイネク)に初出場する。高校3年生だった2023年、「日本女子アマ」で優勝。昨年は畑岡奈紗や古江彩佳らトップ選手を輩出する日本ゴルフ協会(JGA)のナショナルチームのメンバーにも選出。そして今年、アマチュア資格を放棄し、マイネクに参戦する。
ナショナルチームでの経験は、充実したものになった。「すぐ自分のものにできなかったけど、“こういう風にしていきたい”というのを考える貴重な時間になった」。とりわけ感じたのは、「飛ばなくても、そこに張り合うための何かを持っておかないといけない」ということ。安定性を生かしたプレーで、「ピンチがないようなゴルフ」が飯島の武器だ。
2度目の挑戦となった昨年の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)最終プロテストでは、カットラインに1打及ばず涙をのんだ。今年から新たなコーチに指導を受け、大幅なスイング改造に取り組んでいる。ゆったりでシンプルだったスイングから、手元を高くした迫力のある形になってきた。
そして、「アマでいるより気が晴れるかな」とプロ宣言。「ずっと出たいと思っていた」というマイネクに、初出場を叶える。アマ資格を放棄したことで、賞金も獲得できるようになった。「今までは頑張ってもゴルフの向上力と幸福しか得られなかった。それがうまくいかないとショックが大きかったけど、賞金がかかるなかで打つボールはまた違うと思う。楽しみです」。新たなモチベーションも感じている。
「1試合で飛び出るというよりかは、安定してどの試合でも上位に入ることが目標」。アマ時代に活躍した逸材の新たなスタート。年間マイナビポイントランキング1位に与えられる“女王”の座を狙う。(文・小池文子)
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