風間俊介“豪太”の下心丸見えな視線と妄想でダメ男ぶりがさらに全開＜それでも俺は、妻としたい＞

(C)「それでも俺は、妻としたい」製作委員会

思いがすれ違う豪太(風間俊介)とチカ(MEGUMI)　

風間俊介とMEGUMIがW主演するドラマ「それでも俺は、妻としたい」の第5話がLeminoで配信中。脚本家・足立紳のほぼ実録という小説を原作に、ダメ夫と生活を支える妻の“性”生活の攻防が繰り広げられる。(以下、ネタバレを含みます)

「妻としたい夫」と「夫としたくない妻」、夫婦間の“性の悩み”を描く

本作は、売れない脚本家の夫と、そんなダメ夫を罵倒する妻の夫婦“性”活を描くエンターテイメントドラマ。連続テレビ小説「ブギウギ」(NHK総合ほか)の脚本などを手がけた足立紳の同名小説が原作で、脚本・監督を足立自らが務める。

収入なしのダメ夫・柳田豪太を風間、ヒモ同然の夫と息子との生活を支えながら、夫からの誘いは拒絶する恐妻・柳田チカをMEGUMIが演じる。

不登校気味な息子・太郎(嶋田鉄太)の勉強をみるチカ(MEGUMI)　

(C)「それでも俺は、妻としたい」製作委員会

豪太は嫉妬心からまたもチカとケンカしてしまう

夫に浮気されたママ友・みどり(吉本実憂)の愚痴を聞くうち、「チカちゃんも浮気してるかもしれない」と言われた豪太。以前、チカが以前手伝った再現ドラマの仕事のディレクターが「素敵だった」と語っていたというのだ。

豪太がチカの浮気や性欲処理について不安になりながら夕食の用意をしていると、チカが豪太の仕事の進捗を聞いてきた。少し前に豪太の仕事の件でディレクター・西村(津村知与支)にメールした際にスケジュールが書いてあったことから気にかけてくれたのだ。だが、豪太は2人がやりとりをしている嫉妬心から反論してしまい、またケンカになってしまう。

「しょせん再現ドラマ」とプライドの高い豪太。以前のようにチカに手伝ってもらわずにやると宣言した。だが、ディレクターたちからダメ出しをされ、結局はチカに再び泣きついた。

すでにディレクターから豪太が苦戦している旨のメールを受け取っていたチカは、「女性目線」が必要だからと姑息なうそをつく豪太に悪態つきながらも、手伝うことにする。

豪太(風間俊介)はママ友・みどり(吉本実憂)からチカ(MEGUMI)の浮気の可能性を指摘される　

(C)「それでも俺は、妻としたい」製作委員会

豪太が妄想と嫉妬の果てに実力行使？

冒頭、みどりの話をベンチに座って聞きながらも豪太の目は、肩出しファッションを着たみどりの素肌にくぎ付けに。鼻の下もいささかのびている表情が下心丸出しだ。

チカが豪太の前で女性用風俗について話す回想シーンで、「俺じゃダメなの？」と聞く豪太に、チカは「ときめかないもん。あんた自分がぬくことしか考えてないし」と答えた。自分勝手さが、チカが「したくない」と思う真理でもあるのだ。

後半、豪太の妄想が鍵になっていく。パソコンに向かうチカに近づいていってバックハグし、「ダ～メ。仕事終わってから」と優しく言われて、「仕事なんてあとでいいよ」と頭をなでる豪太。そんな現実とは真逆な妄想をする豪太は、もしかしたらディレクターも同じように妄想しているかもしれないという考えが頭の中に浮かぶ。

そして、別の日。チカがディレクターに疑問点を聞きに行くことに。自分の仕事でそこまでしてくれることに感謝するべきなのだが、豪太はヤキモキ。2人で飲みに行った先で自分の悪口で盛り上がるうちに、距離が近づく…と、勝手な妄想で怒りを募らせるのが、イタくもあり、切なくもある。

チカの帰宅をいまかいまかと待っていた豪太。その間もエッチな動画のサイトにアクセスしようとしていたのは、あきれるばかりのダメ夫ぶりだが、疲れてソファで寝たチカの胸を豪太が触ろうとするところで第5話は終わった。風間俊介とMEGUMIがリアリティを感じさせる演技で魅せるドラマ。身につまされたり、イラっとしたり、驚かされたりと、ますます感情を揺さぶられる展開に引き付けられる。

【制作・編集：WEBザテレビジョン編集部】

(C)「それでも俺は、妻としたい」製作委員会

「それでも俺は、妻としたい」第5話より　

(C)「それでも俺は、妻としたい」製作委員会

「それでも俺は、妻としたい」第5話より　

(C)「それでも俺は、妻としたい」製作委員会

チカ(MEGUMI)と仲良し…な豪太(風間俊介)の妄想