オスカー受賞監督が8年の製作期間をかけて贈りだすストップモーション・アニメ「かたつむりのメモワール」日本公開決定
アヌシー国際アニメーション映画祭クリスタル賞(最高賞)受賞をはじめ各国の映画祭を席巻、アカデミー賞長編アニメーションにもノミネートされた珠玉のストップモーション・アニメーション映画「Memoir of a Snail(原題)」が、邦題「かたつむりのメモワール」として6月27日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほかにて全国公開されることが決定した。
幼い頃から周囲に馴染めず、孤独を抱えて生きてきた女性グレース。カタツムリを集めることが心の拠り所だった彼女が、個性豊かな人々との出会いと絆を通して少しずつ生きる希望を見出していく、波乱万丈な半生をユーモアとサプライズ満載で優しく描いた感動のクレイアニメーション。
監督は、「ハーヴィー・クランペット」でアカデミー賞短編アニメーション映画賞を受賞、初長編作品の「メアリー&マックス」でアヌシー国際アニメーション映画祭クリスタル賞ほか数々の映画賞を受賞し、いま世界中で最も称賛を集めるアニメーション作家のひとりとなったアダム・エリオット。フルCGが主流となったアニメーション界で、一貫してCGやAIに頼らず昔ながらの手作業にこだわり、製作期間8年、セット数200、小道具7000個、カット数13万5000以上に及ぶ、ストップモーション・アニメへの途方もない愛と情熱が生んだ、ひとコマずつ丁寧に作り上げる圧巻のクオリティで幅広い観客を魅了している。
Story
1970年代のオーストラリア。グレースは双子の弟ギルバートと父親の3人で慎ましくも幸せに暮らしていた。母親は出産と同時に亡くなり、病気がちで学校ではいじめっ子の標的にされるグレースだったが、いつも守ってくれる頼もしいギルバートと、愛情深くひょうきんな父が側にいてくれた。しかし突然、父が睡眠時無呼吸症候群で亡くなり、グレースとギルバートは別々の里親の元で暮らすことに。離れ離れになった2人は手紙で励まし合い「いつか必ずまた会おう」と約束するが、グレースは寂しさのあまりカタツムリを集めることだけが心の拠り所となった孤独な日々を送るようになる。そんなある時、ピンキーという陽気で変なことばかり言うお婆さんと出会い、2人はいつしかかけがえのない友だちになっていく……。
「かたつむりのメモワール」
監督・脚本:アダム・エリオット
出演(声):サラ・スヌーク、ジャッキー・ウィーバー、コディ・スミット=マクフィー、ドミニク・ピノン、エリック・バナ、ニック・ケイヴ
2024年/オーストラリア/英語/94分/カラー/5.1ch/G/原題:Memoir of a Snail/日本語字幕:額賀深雪/配給:トランスフォーマー
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記事提供元:キネマ旬報WEB
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