米下部ツアーで早速2位! 平田憲聖は軸がまったくブレない“イマドキ”スイング
昨年、国内男子ツアーで4勝を挙げ、今季から米国下部ツアーを主戦場とする平田憲聖。第2戦「バハマ・グレートアバコ選手権」で早速2位タイとなる活躍を見せた平田のスイングを、臼井麗香のコーチを務める柳橋章徳氏に解説してもらった。
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昨年4勝を挙げる活躍を見せた平田選手は、その場でクルンと回る、軸回転系のスイングですね。再現性の高さにつながりやすいタイプです。
平田選手のフォロースルーでの左足を見るとピンと伸びていて上下の動きで力を出していると分かります。ただ、上下に動いても左右の軸はブレていない。ダウンスイングで骨盤が左にズレることがなく、フォローでも頭の位置が変わりません。
軸がブレない秘密は右サイドにあると思います。右足の大腿骨を中心に回っているように見えるのは、右手の押し込み感が強く、右腰の出力も相当強いから。ダウンスイングで腰が左にズレるのではなく、後ろに回り、軸をキープしたスイングを実現できているのだと思います。
また、インパクト後のフェース面を見ると、ねじれていない。スクエアグリップでここまできれいなインパクトを作れるのは、少し掌屈をしながら打っているからでしょう。米国男子ツアーで活躍するコリン・モリカワ(米国)っぽいですね。
今年からは米下部ツアーを主戦場にするとのことですが、活躍が楽しみです。
■平田憲聖
ひらた・けんせい/ 2000年生まれ、大阪府出身。23年は2勝、そして24年は年間4勝をマークして賞金ランキング2位に入った。25年は米下部ツアーに参戦する。ELECOM所属。
■柳橋章徳
やぎはし・あきのり/1985年生まれ、茨城県出身。競合・中央学院大学ゴルフ部ではレギュラーとして活躍。PGAティーチングプロA級の資格を取得し、男女のトッププロを指導。現在は臼井麗香のコーチを務める。
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<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
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