今季からLIV参戦の香妻陣一朗、クローズスタンス素振りで“メジャーハンター”を目指す!?
今季からサウジアラビア政府系ファンドが支援するLIVゴルフに参戦している香妻陣一朗。LIVにはブライソン・デシャンボー、ダスティン・ジョンソン、フィル・ミケルソン(いずれも米国)、ジョン・ラーム(スペイン)といったメジャーで複数回優勝している猛者たちが名を連ねる。その中で香妻は、“メジャーハンター”の異名を持つメジャー5勝のブルックス・ケプカ(米国)のスイングを参考にしているという。
◇
LIVゴルフに参戦して、参考にしたいと思ったのはケプカのスイング。彼はインパクトで体が開かず、体の正面でボールを捉えています。これならスクエアに戻せてどんな場面でも曲がらない。それに対して、ボディターンを意識して体を回そうとすると上体が開いて右プッシュが出る。僕はこのミスを極力なくしたいと思っていました。
右プッシュを防ぐために、必ず行う素振りがあります。右足を半足分引いたクローズスタンスで思い切り振るんです。クローズスタンスだと左足にしっかり乗った状態で振れるため、上体が開きにくくなります。実際のショットのときは、胸を閉じたまま振る感覚のまま打っています。
どうしても振り遅れる人は、体の回転は考えずに腕だけを振ることを意識してもいいと思います。スイングした結果、体が回転しつつ体の正面でボールを捉えられるようになります。ショットが安定すれば、5打はスコアが違ってきますよ。
■香妻陣一朗
こうづま・じんいちろう/1994年生まれ。鹿児島県出身。2012年にプロ転向し、これまでに国内男子ツアーで通算2勝を挙げている。今季はLIVゴルフを主戦場に、アジアンツアーと国内男子ツアーを掛け持ちして戦う。女子プロゴルファーの香妻琴乃は姉。国際スポーツ振興協会所属。
◇ ◇ ◇
●右足に体重が残る『明治の大砲』は悪いスイングを例える表現として有名。しかし、最新の理論では明治の大砲のように右足に体重を残して体を回した方が飛ぶといわれている。関連記事の【明治の大砲じゃダメだけど… 左足をピンと伸ばした“令和の大砲”ならぶっ飛ばせる!】を読んで飛距離アップしよう。
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。