1球の価値は“110万円”!? 松山英樹がハワイで稼いだ金額がすごい
米国男子ツアーの開幕戦「ザ・セントリー」でツアー通算11勝目を挙げて、続く「ソニー・オープン・イン・ハワイ」でも16位の成績を収めた松山英樹。開幕戦で得た莫大な優勝賞金が話題となったが、このハワイ2連戦でどれほどの金額を稼ぎ出したのか。その1球あたりの価値を計算してみると、驚愕の結果が浮かび上がった。
ザ・セントリーでは優勝賞金360万ドル(約5億6700万円)を獲得し、ソニーオープンでは13万2675ドル(約2090万円)を稼いだ。2大会合計で373万2675ドル、日本円にして約5億8800万円に上る。
では、松山が放ったショット1球の価値はいくらになるのか。ザ・セントリーでは257ストローク、ソニーオープンでは269ストロークを記録し、2連戦で合計526球を放ったことになる。約5億8800万円を526で割ると、1球あたりの金額はなんと“約110万円”。国税庁が発表した令和5年の男性平均給与(569万円)が、わずか5球分に相当するという結果だ。
昨シーズン、松山は2勝を挙げ、自己最高となる1125万7969ドル(約17億5000万円)を獲得。賞金ランキング3位にランクインし、1打あたりの金額は2186ドル(約34万円)だった。
参考までに、昨シーズン7勝を挙げ、ツアー新記録となる2922万8357ドル(約45億4900万円)を稼いだスコッティ・シェフラー(米国)は、1打あたり5729ドル(約89万円)。松山のハワイ2連戦での“1球金額”に近い数字で、シェフラーの年間を通じた圧倒的な成績が際立つ。
米ツアーはLIVゴルフに対抗する形で2024年からシグネチャー大会を開催し、賞金額の高騰が進んでいる。今年は松山をはじめ、久常涼、星野陸也、金谷拓実、大西魁斗の5人が主戦場とする。ただし、現時点で松山以外にシグネチャー大会への出場資格を持つ選手はいない。とはいえ、優勝者や世界ランキング上位者、指定期間内の好成績者にも枠が設けられているため、4人にもチャンスは十分ある。
強豪がひしめく米ツアーは厳しい戦いが続く一方、見返りも大きい。ロケットスタートを切った松山に続き、久常、星野、金谷、大西の活躍にも注目が集まる。シード権を獲得し、ビッグマネーへの足がかりをつかみたいところだ。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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