「劇映画 孤独のグルメ」松重豊、「あんた韓国じゃ大谷翔平より有名だよ」の声に自信!
1月10日(金)TOHOシネマズ日比谷にで、「劇映画 孤独のグルメ」初日舞台挨拶が行われ、監督・脚本・主演の松重豊をはじめ、内田有紀、磯村勇斗、村田雄浩、オダギリジョーのキャスト陣が登壇。さらに、公開を祝うため韓国俳優のユ・ジェミョンが駆けつけ、松重との共演シーンへの思いを語った。
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初日の上映を観たばかりの観客の前に登場した松重は、主人公・井之頭五郎のおなじみのフレーズ「みなさん、腹、減ったでしょ?」と呼びかける。松重の「この映画、お腹が空くように仕組まれているんで」との言葉通り、とにかくお腹が空くシーンが続く。
まずは、この日、初解禁となった劇中のパロディー番組「孤高のグルメ」の主人公・善福寺六郎を演じる遠藤憲一の話題を。松重は「10人に1人くらいは、『よく見てます、孤高のグルメ』と言われる」ことから、「この映画で『孤高のグルメ』出してやろう」と考案。“井の頭”の上にある“善福寺”と、“五郎”にひとつ足して“六郎”と名付けられた主人公には、「若い頃から役を取り合ったというか、僕ができない時は遠藤さんがやって、遠藤さんができない時は僕がやってくらいの被っているキャラクターだったんですけれども」という遠藤に依頼したと明かす。ちなみに遠藤の衣装は、以前、松重が着ていた衣装とのこと。
磯村勇斗は「孤高のグルメ」助監督の中川を演じる。
また、「孤高のグルメ」に登場するオダギリジョー演じるラーメン店の店主と、内田有紀演じる五郎が韓国の島で出会う女性・志穂は、実は元夫婦という役どころ。
松重は、「映画としてラブストーリーを主軸にしたい、コロナ禍の飲食店の問題もありましたし夫婦の絆を描きたいと思って。お二人がキャスティングできた時点で僕の中で物語が動いていました」と自信を。
実は、意外にもオダギリと内田は初共演。オダギリは「同い年で学生の頃から拝見してましたし、僕の友達で内田有紀さんが大好きなやつがいて、この間も嫉妬されたところです」と笑わせた。
さらに、松重に直接祝福コメントを贈るため、韓国から緊急来日したユ・ジェミョンがサプライズ登場!
入国審査官役のユ・ジェミョンと松重のシーンは、劇中でも大きな笑いを呼んでいるが、実は、台本ではなく“エチュード”で長回し撮影したそう。「少しずつ意見を交換する間に気持ちがひとつになっていくのを感じました」と撮影を振り返るユ・ジェミョンに、松重も「お芝居って言葉じゃない、気持ちで通じ合えるんだなと改めて確認しました」とお互いをたたえ合う。
また、松重は、少人数の撮影隊を見たユ・ジェミョンからの「なんて勤勉で真面目で一生懸命なんだ。今日の夜はごちそうさせてくれ」との申し出があったことを明かす。その日は、スタッフら全員で刺身など豪華な夕食をごちそうなったそう。
本作は韓国での公開も予定されている。「孤独のグルメ」は韓国・台湾・中国でも大人気。「釜山国際映画祭」での取材の際、「あんた、韓国じゃ大谷翔平より有名だよ」と言われたという松重は、「ちょっと天狗になった勢いで韓国でもブイブイ言わせてこようかな」と笑わせた。
五郎の友人であり同業者である滝山を演じる“準レギュラー”村田雄浩は、会場を盛り上げる。
「劇映画 孤独のグルメ」は全国公開中! TOHOシネマズでは、劇中に登場するラーメンの味を再現した「濃厚とんこつラーメン味ポップコーン」も販売。
記事提供元:テレ東プラス
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