【独占動画】佐藤大樹、祖父母も暮らす福島への想い…“馬と共に歩むまち”で出会ったEXILEを聴く馬
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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風のふく島」(毎週金曜深夜24時42分)。南相馬市を舞台にした第1話の主演を務める佐藤大樹さん(EXILE/FANTASTICS)にインタビュー!
※福島12市町村…東日本大震災の際、東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う避難指示の対象となった田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村を指します。
【動画】佐藤大樹主演「風のふく島」第1話の見どころ
「風のふく島」第1話
――佐藤さんは福島県にご縁があるそうですが、ロケで訪れて改めて感じた福島の魅力は?
「祖父母が福島県に住んでいて、子どもの頃から毎年必ず行っていました。行く度に心が洗われるので、福島で撮影できると聞いて嬉しかったです。地元の方は親切で温かくて、『こういう言い回しの方が本物っぽく聞こえるよ』と方言のアドバイスもしてくださいました。改めて素敵な町だなと感じました」
――こうした思い入れのある場所ですが、2011年の東日本大震災があった際は、どんなことを思っていましたか?
「僕は高校生で、ダンスを習っている頃でした。福島は祖父母がいる町だし、小さい頃から何度も訪れていた場所なので、僕にできることは何かないかと模索して。そんな時に、EXILEが『Rising Sun』という曲を掲げて、“日本を元気に”というテーマで活動している姿を見て、僕も『曲やパフォーマンスで日本を勇気づけられる存在になりたい』と、より強く思いました。今回、こういう形で、少しでも福島の方を勇気づけることができていたら嬉しいです」
――2014年にEXILEに加入されてから、ご自身も「Rising Sunプロジェクト」の一環で東北の学生たちにダンスを教えられたりしています。
「普段なかなか会えない方たちに会って、直接ダンスを教えています。たった2時間だけでも、きっとその子たちの一生忘れられない思い出になると思うんです。大人になった時に、もし周りに苦しんでいる人がいたら、“自分は子どもの時こんなことをしてもらったな” “自分に何ができるんだろう”と考えるきっかけになってくれたらいいなという思いでプロジェクトに参加しています」
――こうした未曾有の危機を迎えたとき、アーティストや俳優の皆さんの持つパワーは本当に大きいですね。
「そうですね。大変な日々の息抜きとしてもライブや推し活を楽しんでいらっしゃると思いますが、最近だとそれがコロナ禍で」丸々2年できなくなって、僕たちの存在意義を考えさせられました。
でも、テレビに出なくても、会えなくても、音楽を聴いてもらったりライブ作品を観てもらったりすることで日本を元気づけることができると感じています。それがアーティストとしての使命でもあると思いました。僕たちは本気で音楽の力を信じています。ライブには言葉では表現できないぐらいのエネルギーやパワーがあると、自信を持っています」
――あの時期のLDHの配信ライブ「LIVE ONLINE」は本当に楽しくて、現実を忘れられるような思いでした。
「あの時期に皆さんと唯一繋がれるライブの形でした。リハーサルは大変でしたが、これまで応援してきてくれた方は僕たちのファンで居続けてくれたし、初めて僕らを知ってファンになってくださった方もたくさんいて。これからもライブを大切にし続けていきたいです」
「風のふく島」第1話
――今回、佐藤さんが演じる主人公・中村優神(ゆうしん)は、馬術競技の元日本代表の経歴を持ち、 「馬の社会的地位を上げたい」と“馬と共に歩むまち”南相馬市に移住し奮闘する青年です。馬を活用したビジネスを起業した、実在の元馬術選手の方がモデルとなっています。
「最初に、プロデューサーさんがその方にリモートでインタビューされた時の映像を見せていただいて、それが役作りのヒントになりました。話の途中で郵便物を開け始めるなど、自由な感じが面白くて(笑)。おっしゃっていることは興味深いし、自分では考えられないような返答をされるし、すごい方だなと思いました」
――実際にお会いになりましたか?
「クランクインの前日、南相馬市でご本人にお会いしました。馬術の練習を含め、いろいろ話せたことが役作りの上で大きな手がかりになりました。僕と同い年で、しかも背丈も、足のサイズや細さも一致したんですよ。奇跡的ですよね。だから、その方が使っていらっしゃる馬術の制服や道具も使わせてもらうことができて嬉しかったです。
馬にEXILEの曲を聞かせているそうで、『マジで聴くんすよ、EXILE』とおっしゃっていました。そういう軽い感じもいいなと思いました(笑)」
――そんなEXILEファンの馬と触れ合うシーンもありますが、どのように慣れていきましたか?
「馬に触れるのは、子どもの頃に動物園で乗馬体験をした時以来でした。クランクイン前に実際に乗って走る練習をしたのですが、最初は予想以上に苦戦しましたね。でも、アドバイスのおかげでだんだん馬ともコミュニケーションが取れるようになってきて。思いをこめて首をトントンしたり撫でてあげたりすると、馬もちゃんと分かってくれるんですよ。最後には、もうちょっと一緒のシーンを撮りたかったなと名残惜しく思うぐらいでした」
――ハプニングなどはありましたか?
「初めて馬とのシーンを撮影したときは大変でした。普段目にすることのないカメラやガンマイクがあることで、馬も神経質になって駄々をこねてしまいました。僕も“馬を暴れさせちゃいけない”というプレッシャーにかられて、なかなか芝居がうまくいかなくて。
そのシーンが無事撮れた後、サポートしてもらいながら初めてニンジンをあげたら、馬がすごく嬉しそうな顔をして。あの顔は今でも忘れられないですね」
今夜放送、ドラマ25「風のふく島」(毎週金曜深夜24時42分)佐藤大樹さん主演の第1話は?
第1話
かつて馬術競技で日本一に輝くも就職を決めた東京出身の中村優神(佐藤大樹)だが、再び、馬文化が根づく南相馬市への移住を決め、馬の事業を始めることに。まずは、1000年以上の伝統を守る“野馬追会”に認めてもらうべく気合十分の中村だったが、会員の牛来(オクイシュージ)からは厳しい評価を受けてしまう。
そこで、神事・騎馬会へ参加し、自分の熱量を受け入れてもらおうと試みるが…。伝統という名の壁に、中村は打ち勝つことができるのか!?
【プロフィール】
佐藤大樹(さとう・たいき)
1995年1月25日生まれ。埼玉県出身。EXILE、FANTASTICSのパフォーマー。俳優。ドラマ「around1/4 アラウンド・クォーター」(ABC/テレビ朝日系)、「瓜を破る〜一線を越えた、その先には」(TBS系)、映画「小説の神様 君としか描けない物語」(2020年公開)など主演作の他、「HiGH&LOW〜THE STORY OF S.W.O.R.D.〜」(日本テレビ系)、「離婚しない男-サレ夫と悪嫁の騙し愛-」(テレビ朝日系)、「降り積もれ孤独な死よ」(読売テレビ/日本テレビ系)など話題作に多数出演。
ヘアメイク:大木利保【CONTINUE】
スタイリスト:平松正啓
福島12市町村移住者たちの実話をもとに紡ぐオムニバスストーリー、ドラマ25「※福島12市町村…東日本大震災の際、東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う避難指示の対象となった田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村を指します。
【動画】佐藤大樹主演「風のふく島」第1話の見どころ
福島県との縁
「風のふく島」第1話
――佐藤さんは福島県にご縁があるそうですが、ロケで訪れて改めて感じた福島の魅力は?
「祖父母が福島県に住んでいて、子どもの頃から毎年必ず行っていました。行く度に心が洗われるので、福島で撮影できると聞いて嬉しかったです。地元の方は親切で温かくて、『こういう言い回しの方が本物っぽく聞こえるよ』と方言のアドバイスもしてくださいました。改めて素敵な町だなと感じました」
――こうした思い入れのある場所ですが、2011年の東日本大震災があった際は、どんなことを思っていましたか?
「僕は高校生で、ダンスを習っている頃でした。福島は祖父母がいる町だし、小さい頃から何度も訪れていた場所なので、僕にできることは何かないかと模索して。そんな時に、EXILEが『Rising Sun』という曲を掲げて、“日本を元気に”というテーマで活動している姿を見て、僕も『曲やパフォーマンスで日本を勇気づけられる存在になりたい』と、より強く思いました。今回、こういう形で、少しでも福島の方を勇気づけることができていたら嬉しいです」
――2014年にEXILEに加入されてから、ご自身も「Rising Sunプロジェクト」の一環で東北の学生たちにダンスを教えられたりしています。
「普段なかなか会えない方たちに会って、直接ダンスを教えています。たった2時間だけでも、きっとその子たちの一生忘れられない思い出になると思うんです。大人になった時に、もし周りに苦しんでいる人がいたら、“自分は子どもの時こんなことをしてもらったな” “自分に何ができるんだろう”と考えるきっかけになってくれたらいいなという思いでプロジェクトに参加しています」
――こうした未曾有の危機を迎えたとき、アーティストや俳優の皆さんの持つパワーは本当に大きいですね。
「そうですね。大変な日々の息抜きとしてもライブや推し活を楽しんでいらっしゃると思いますが、最近だとそれがコロナ禍で」丸々2年できなくなって、僕たちの存在意義を考えさせられました。
でも、テレビに出なくても、会えなくても、音楽を聴いてもらったりライブ作品を観てもらったりすることで日本を元気づけることができると感じています。それがアーティストとしての使命でもあると思いました。僕たちは本気で音楽の力を信じています。ライブには言葉では表現できないぐらいのエネルギーやパワーがあると、自信を持っています」
――あの時期のLDHの配信ライブ「LIVE ONLINE」は本当に楽しくて、現実を忘れられるような思いでした。
「あの時期に皆さんと唯一繋がれるライブの形でした。リハーサルは大変でしたが、これまで応援してきてくれた方は僕たちのファンで居続けてくれたし、初めて僕らを知ってファンになってくださった方もたくさんいて。これからもライブを大切にし続けていきたいです」
役作りと馬との触れ合い
「風のふく島」第1話
――今回、佐藤さんが演じる主人公・中村優神(ゆうしん)は、馬術競技の元日本代表の経歴を持ち、 「馬の社会的地位を上げたい」と“馬と共に歩むまち”南相馬市に移住し奮闘する青年です。馬を活用したビジネスを起業した、実在の元馬術選手の方がモデルとなっています。
「最初に、プロデューサーさんがその方にリモートでインタビューされた時の映像を見せていただいて、それが役作りのヒントになりました。話の途中で郵便物を開け始めるなど、自由な感じが面白くて(笑)。おっしゃっていることは興味深いし、自分では考えられないような返答をされるし、すごい方だなと思いました」
――実際にお会いになりましたか?
「クランクインの前日、南相馬市でご本人にお会いしました。馬術の練習を含め、いろいろ話せたことが役作りの上で大きな手がかりになりました。僕と同い年で、しかも背丈も、足のサイズや細さも一致したんですよ。奇跡的ですよね。だから、その方が使っていらっしゃる馬術の制服や道具も使わせてもらうことができて嬉しかったです。
馬にEXILEの曲を聞かせているそうで、『マジで聴くんすよ、EXILE』とおっしゃっていました。そういう軽い感じもいいなと思いました(笑)」
――そんなEXILEファンの馬と触れ合うシーンもありますが、どのように慣れていきましたか?
「馬に触れるのは、子どもの頃に動物園で乗馬体験をした時以来でした。クランクイン前に実際に乗って走る練習をしたのですが、最初は予想以上に苦戦しましたね。でも、アドバイスのおかげでだんだん馬ともコミュニケーションが取れるようになってきて。思いをこめて首をトントンしたり撫でてあげたりすると、馬もちゃんと分かってくれるんですよ。最後には、もうちょっと一緒のシーンを撮りたかったなと名残惜しく思うぐらいでした」
――ハプニングなどはありましたか?
「初めて馬とのシーンを撮影したときは大変でした。普段目にすることのないカメラやガンマイクがあることで、馬も神経質になって駄々をこねてしまいました。僕も“馬を暴れさせちゃいけない”というプレッシャーにかられて、なかなか芝居がうまくいかなくて。
そのシーンが無事撮れた後、サポートしてもらいながら初めてニンジンをあげたら、馬がすごく嬉しそうな顔をして。あの顔は今でも忘れられないですね」
今夜放送、ドラマ25「風のふく島」(毎週金曜深夜24時42分)佐藤大樹さん主演の第1話は?
第1話
かつて馬術競技で日本一に輝くも就職を決めた東京出身の中村優神(佐藤大樹)だが、再び、馬文化が根づく南相馬市への移住を決め、馬の事業を始めることに。まずは、1000年以上の伝統を守る“野馬追会”に認めてもらうべく気合十分の中村だったが、会員の牛来(オクイシュージ)からは厳しい評価を受けてしまう。
そこで、神事・騎馬会へ参加し、自分の熱量を受け入れてもらおうと試みるが…。伝統という名の壁に、中村は打ち勝つことができるのか!?
【プロフィール】
佐藤大樹(さとう・たいき)
1995年1月25日生まれ。埼玉県出身。EXILE、FANTASTICSのパフォーマー。俳優。ドラマ「around1/4 アラウンド・クォーター」(ABC/テレビ朝日系)、「瓜を破る〜一線を越えた、その先には」(TBS系)、映画「小説の神様 君としか描けない物語」(2020年公開)など主演作の他、「HiGH&LOW〜THE STORY OF S.W.O.R.D.〜」(日本テレビ系)、「離婚しない男-サレ夫と悪嫁の騙し愛-」(テレビ朝日系)、「降り積もれ孤独な死よ」(読売テレビ/日本テレビ系)など話題作に多数出演。
ヘアメイク:大木利保【CONTINUE】
スタイリスト:平松正啓
記事提供元:テレ東プラス
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