戦前・戦後の東京を見つめてきたフランス人が描く昭和モダン 和洋折衷の都市市民文化を伝える貴重な記録
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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昭和初期、日本に住んだフランス人が見た東京。“古きものと新しきものが並び立つ風景”という彼の印象は、なぜか現代の東京とあまり異ならないようにも思える。それでも“モダン“という語感が懐かしい、ガスミュージアム(東京ガス)の企画展、「ヌエットの描く昭和モダンの軌跡」が1月11日(土)~3月30日(日)まで開催される。
今年3月30日に生誕140年を迎えるフランス人、ノエル・ヌエットは、ブルターニュ生まれ。パリで詩人として活動する中で、フランス語の個人教師として日本人留学生と交流し、日本に興味を抱くようになったという。来日から1962年の帰国まで約30年、フランス語教師として大学で教えながら戦前・戦後の東京の風景を見つめ、その様子をスケッチや版画、詩や随筆などで表現した。昭和初期の東京の姿は、ヌエット氏にとって「古きもの」と「新しきもの」が並び立つ風景に映ったといい、和洋折衷の都市市民文化の姿を伝えてくれる。
展示会では、ヌエット氏が戦前の東京を記録したスケッチや版画を中心に、同じく140年を迎える東京ガスが支えたガスのある暮らしを記録した写真、当時の絵はがきや生活道具などから、昭和のモダンな風景を紹介する。入場は無料。開館時間は10時~17時。月曜日休館(月曜日が祝日および振替休日の場合は翌日が休館)。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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