新垣比菜と山内日菜子、今年の意気込みは? プライベートの目標も…「ドラゴンナイトを練習します!」
8日、都内でテーラーメイドゴルフ株式会社が新製品発表会を行い、そこに同社の契約プロである山内日菜子、新垣比菜、中島啓太の3人がトークショーを開催。そこでは昨年の振り返りや今年の目標を明かした。
昨年の国内女子ツアー「ヨネックスレディス」で6年ぶりツアー2勝目を飾った新垣は当時を振り返ると「うれしかったのと、優勝できると思っていなかったので、すごく驚きもありました」と切り出す。2日目に単独トップに立ち、2位に1打差をつけて最終日を迎えた。
雨が降り、難コンディションのなか4バーディ・2ボギーの「70」で回り逃切りVとなった。「ずっと緊張しながら、平常心を保とうと思ってその日(最終日)をプレーしていたので、うれしさがこみ上げてくるとかはあまりなくて、自分で(気持ちを)抑え込んでいたので、その瞬間は湧かなかったです」と、勝利が決まった瞬間は実感が湧くことはなかったという。
しかし「兄がキャディーをしていましたが、泣いているのを見て、私もうれしい。もらい泣きしちゃいました」と涙を流しながら、兄の我如古夢蔵(がねこ・むさし)さんと抱き合ったシーンを振り返った。今年の目標を聞かれると「アイアンの精度を上げて、もっと トップ10とか、あまり予選落ちしないように頑張っていきたい」と安定したプレーを意気込む。「プライベートはないですね(笑)」とゴルフに集中してツアー3勝目を目指していく。
11月の「伊藤園レディス」で涙の大逆転Vを制した山内は、司会者から「劇的な優勝でしたね」と言われると「はい、本当に」と笑顔でうなずく。試合が始まる前はメルセデス・ランキングが73位とシード権死守の“崖っぷち”に立たされていた。首位と1打差の4位で迎えた最終日、緊張感があるなか終盤の17番パー3でチップイン。その一打が優勝を決定づけ、そして、シードも獲得した。
「ここ2年、優勝することができているので、毎年優勝できるような選手を目指したい。その中でもメジャーのタイトルをしっかり狙って、取れたらうれしいなと思っています」と自身初のメジャーVも目指していくと意気込んだ。
プライベートでは趣味のピアノで、大好きなSEKAI NO OWARIの曲『ドラゴンナイト』を伴奏できるようになること。「いつか披露するときが来たら、みなさん知っている曲を弾きたいなと思っていたので、ドラゴンナイトを練習します!」と笑顔を見せた。
DPワールド(欧州)ツアーを主戦場に戦う中島は来週の「ヒーロー・ドバイ・デザートクラシック」(1月16~19日)が自身今季初戦となる。昨年はケガの影響で予定していた数の試合に出ることができなかった。
「怪我が多くて去年はよくなかったので、そこでもっとやれたな、と感じています。今年は数字で言ったら27試合ぐらいをプレーすることを目標に、まずはそれを徹底します」と今年は体にも気を使いながら、戦い切ることを一番の目標に挙げた。(文・高木彩音)
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