日本の女王が掲げた米国で達成したい『3つの公約』は? 大谷翔平は「めちゃくちゃ見たい!」【竹田麗央・新春インタビュー】
2024年シーズンに初優勝からメジャー2勝含むシーズン8勝を挙げた竹田麗央。そのうちの1勝が日本で行われる唯一の米国女子ツアー公式戦の「TOTOジャパンクラシック」で、その勝利により25年は米国を主戦場にする。そこで竹田に、新天地で果たしたい“3つの公約”を掲げてもらった。21歳はいったい、どんな米国ライフを送ることになるのだろうか?
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このテーマを聞いた竹田は、じっくりと時間をかけて公約を決めた。25年の全体目標については、『毎試合ベストを尽くす』に設定したが、慣れない海外生活を充実させるために掲げたのが、以下の3つだ。
【公約1:英語】
「まだ全然してないのでゼロからなんですけど…」と、ここからは英語の勉強にも励んでいくつもり。キャディは現地の人にお願いをするつもりとあって、やはり言葉の問題は越えなければいけない大きな山になる。
「英語の映画とかを見ながら勉強できたらなって考えています」。実践的に楽しんで語学を学び、しっかりとコミュニケーションを取りながら米国ツアー初優勝を目指していく。
【公約2:大谷翔平選手】
好きな球団は読売巨人軍、推しの選手はオリックス・バファローズの投手・山下舜平大という大の野球好きとあって、米国生活で楽しみにしているのもメジャーリーグ観戦だ。なかでもロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、「めちゃくちゃ見たいので、絶対(観戦に)行けるように」という、コース外での大きな目標になっている。
米国には他にもアメリカフットボール、バスケットボール、アイスホッケーといういわゆる“4大スポーツ”があるが、他には目もくれず。「一番は野球を現地でみたい」というのがモチベーションになっている。「チケットも、もうお願いしています」と、すでに水面下で準備も進行中。ゴルフへの活力にもしたい。
【公約3:忘れ物をしない】
これまでの2つはすぐに思いついたものだが、最後まで悩んで出したのがこの答え。確かに日本よりも大きな土地を転戦していくため、ひとつの忘れ物が“致命傷”になる…なんていうことも。
実はこれ、自らの体験がもとになって決めたことでもある。「全米女子オープンでスパイクを忘れてしまって大変だったんです…」。その時は事なきを得たが、かなり肝を冷やすできごとだった。「財布やパスポートも、落としたら戻ってこないと思って気をつけないと」。プレーに集中するため、余計な心配事は増やしたくない。
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「いつかはメジャーで勝ちたい」。そんな野望を胸に、21歳は海を渡る。米国女子ツアーでは、「飛距離が武器なので、それを生かしたゴルフを見ていただけたら」と、自らをアピールしていく。24年シーズンのドライビングディスタンスは263.19ヤードで、“飛ばし屋”としてもツアー1位に輝いた。今回掲げてもらった3つの公約を果たし、より大きな成果を得てもらいたい。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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