また勝てず…山下美夢有がシーズン3度目の“ノーボギーV逸”【2024年“この1シーン”】
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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白熱のシーズンが終わった国内女子ツアー。その今季全37試合を振り返り、大会ごとに印象に残った“1シーン”を紹介する。
■住友生命Vitalityレディス 東海クラシック(9月13~15日、愛知・新南愛知カントリークラブ美浜コース、優勝:岩井明愛)
1打差を追って迎えた最終18番、7メートルのバーディパットが無情にもカップをすり抜けた。山下美夢有の今季初優勝はまたも持ち越しとなった。
「最近はショットが曲がっていて、チャンスを作る回数が少なかった。悪いなりにまとめていると思うけど、それでは優勝は難しい」。敗戦後、山下は淡々と語った。しかし、その「悪いなり」は驚異的なレベルだ。
今大会でも54ホールをボギーなしで回り切る安定感を見せた。先週の「ソニー 日本女子プロ選手権」で途切れた連続ボギーなし記録『102ホール』は、リスタートから再び『102ホール』に到達。しかし、ボギーなしでの優勝を逃すのは、今季3度目だ。年間2度だけでも史上初だったが、悔しすぎるツアー記録をさらに更新してしまった。
これで今季7度目の2位。賞金は積み重なり、年間獲得賞金は1億円を突破した。史上2人目となる“無冠での1億円超え”という記録は、決して喜ばしいものではない。
「とりあえず、今のショットをしっかり直して、また来週につなげたい」。ボギーを打たない女王のスタイルに揺るぎはない。1カ月後、山下は「富士通レディース」でようやくシーズン初勝利を手にすることになる。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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