影の行列という儀式の映像 関係者の証言
TXQ FICTION第2弾「飯沼一家に謝罪します」を、12月23日(月)〜26日(木)の深夜2時から、4夜連続放送。TVer、ネットもテレ東で配信中。
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【動画】TXQ FICTION第2弾「飯沼一家に謝罪します」
「テレ東プラス」では放送内容の一部を紹介する。
※この番組はフィクションです。実在の人物・団体・事件とは一切関係がありません。
今から20年前、2024年に放送されたテレビ番組「飯沼一家に謝罪します」。飯沼家の家族4人が亡くなったのは、民俗学者の矢代誠太郎さんが行った儀式が原因だと本人自ら謝罪するという内容だった。番組の詳細は今に至るまで明らかになっていない。
当時の番組関係者に取材をしたところ、とある食品会社の単独スポンサーで制作され、当初は健康に役立つ雑学を紹介する番組の予定だったが、スポンサーの意向を踏まえて内容が変わったという。
スポンサーである食品会社は、番組が放送される1年前に設立され、放送後の翌々年には廃業していた。
この番組は「飯沼一家に謝罪します」の真実を追った調査の記録です。
2024年9月中旬、テレビ東京本社。当時「矢代研究室」に所属していた多田野淳さんを取材した。
「先生には、ゼミで2年間お世話になっていました。僕が大学生の時にアルバイトしていた和菓子屋さんでパートで働いていたのが母親の飯沼綾子さんで、『運気を上げたい』みたいなワードが出てきたんですよ。そのとき先生が、悪い運気を防いでいい運気を取り入れるというような儀式を研究されていた。儀式を実際に行える機会はそんなに多くないので、逆に先生も、『それなら』という感じで」(多田野さん)。
儀式は、飯沼さんの自宅で行われたという。
当時、矢代さんが飯沼一家に執り行ったという運気を上げる儀式。多田野さんはビデオカメラでその様子を記録していた。
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「それではここで、影の行列という儀式を施します。この者たちは私の生徒で助手を務めます」
「自分の中にある悪い感情や不運を思い浮かべ、心の中で鏡に映し出すイメージをしてください。思い浮かべたものを書いてください」
「書き終わったらここに入れてください」
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飯沼一家が出演したチャレンジ番組「幸せ家族王」。その番組の演出を担当していた八木原健一さんに、当時の話を聞くことができた。
「飯沼一家に謝罪します」という番組の内容を伝えると、「一つ思い出したことがある」と八木原さん。
「2階の窓に人影が映っていて、『絶対スタッフではない』と(ディレクターが)言っていた。気になってはいるんですけど、誰だかわからない」。
記事提供元:テレ東プラス
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