野村康太「あっという間の1年…改めてお芝居の楽しさに気づくことができました」:動き出す浮世絵展 TOKYO
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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2024年12月21日(土)から、浮世絵の世界に没入できる体感型デジタルアートミュージアム「動き出す浮世絵展 TOKYO」を、東京・天王洲の寺田倉庫 G1ビルで開催。
これを記念して「テレ東プラス」は、本展のアンバサダーを務める俳優・野村康太を取材。イベントの見どころはもちろん、この夏大きな話題をさらったドラマ「夫の家庭を壊すまで」、2025年に向けての抱負など話を聞いた。
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映像の中に身を置いたらどんな感情が湧き上がるのか…そういう楽しみもあります
――まずは、浮世絵展のアンバサダーにご就任したご感想からお聞かせください。
「“僕でいいんですか”というのが正直なところでした。浮世絵は、喜多川歌麿や葛飾北斎など、中学校の授業で触れたことがあるぐらいでしたが、展示物を見るとものすごい迫力で、キレイだなというのが率直な感想です。1人で見てもいいですし、家族で見ても楽しめそうです」
――特に気に入ったデジタルアートはありましたか?
「“大迫力の水の表現を体感する藍色の世界”が好きです。ジャパンブルーに包まれる世界観がいいなと思いました。見ているだけでどこか心が落ち着くというか…。葛飾北斎や歌川広重が描いた波もものすごい迫力で圧倒されます。写真がない時代に、よくこの波しぶきを描けたなと。改めてすごいなと思いました。
もう1つ印象に残っているのが、“お江戸ポップカルチャー”です。桜や紅葉を見に行くくらい、花の世界観が好きなので。実は1年前に、自転車で1時間以上かけて夜桜を見に行ったことがありました。夜中にふと桜が見たくなって…。紅葉や桜を見ると、心が癒やされるというか安らぐというか。
今回のデジタルアートは、花が舞うシーンもまさにイマ―シブ体験で、ここに来れば花見をしたような気分に浸れそうですし、一気にいろいろな景色が味わえるのも魅力です。雪景色もあり、クリスマスシーズンに入るので、おすすめです」
――イマーシブ体験の魅力はどこにあると思いますか?
「僕は“癒し”だと思います。実際にそこにいるような気分になれますし、全身で浮世絵の魅力を感じることができる。映像の中に身を置いたら、どんな感情が湧き上がるのか…そういう楽しみもあります」
――野村さんの経験の中で、アートに関する思い出は?
「小学校の時の展覧会がものすごく印象に残っています。実は美術の成績が、5段階評価で5だったんです。ただ、絵心があるかと言われるとそうでもなく、模写が得意でした。
小学校の時、版画で賞をいただいたことがあって、たしか恐竜だったかな? 架空の恐竜を版画で描いたんですけど、賞をもらったのはうれしかったです」
皆さんにプラスの影響を与えられるような作品と出会えたら、うれしく思います
――今年の夏に放送された「夫の家庭を壊すまで」は大きな話題になりました。松本まりかさんが演じる主人公・みのりと恋に落ちる渉役を演じましたが、野村さんにとってどんな作品になりましたか?
「周囲の反響も大きくて、僕はこの作品と出会って、改めてお芝居の楽しさに気づくことができました。実は作品に入る半年くらい前、俳優を辞めたいと思っていた時期があったんです。“向いてないんじゃないか”と…。その時はすでにこの作品が決まっていたので、とりあえず“撮ってから決めよう”と思っていました。
でも、クランクインしたらとてもいい雰囲気の現場で、松本まりかさんという素敵な俳優さんに出会って、日に日にお芝居に対する思いが強くなっていくのが分かりました。この出会いがあったからこそ、今は“俳優を続けていきたい”と思えるようになりました」
――現場での松本さんの印象はいかがでしたか?
「お芝居で対峙すると、まりかさんの感情がものすごく伝わってきて、心を動かされる瞬間が何度となくありました。ものすごいエネルギーなんです。この作品はまりかさんに限らず、竹財輝之助さんや麻生祐未さん、皆さんのエネルギーがすごかったです」
――現在21歳。20代に入って、ご自身の中で変化は?
「お仕事では交流の場が広がったかなと思います。作品に参加し、今回のように取材をしていただく機会も多くなって、少しずつではありますが緊張しないで話せるようにはなったかなと思います。
デビューしたての頃は、インタビューされても話がまったく広がらなくて、申し訳ない気持ちになることが多かったんですけど、今は自分の話をするのが好きになってきたので、そういう部分は変わってきたかなと思います」
――学生時代は、どんなタイプの生徒でしたか?
「バスケ部では副キャプテンで、中学校の時も応援団長をやったり、合唱祭の委員長みたいなことをやったりしていました。みんなの前に立つのは少し好きでした(笑)。
リーダーシップがめちゃくちゃあったとは言えないんですけど、みんなで1つのことに向かっていくのが好きで…。どちらかというと、周りに助けられながら前に進んでいくタイプかもしれません」
――2024年は俳優として飛躍の年になりましたが、振り返ってみての感想は?
「学びが多い1年でした。『夫~』は僕の俳優人生にとって転機となった作品ですし、とても刺激的な1年間でした。あっという間で、今までで一番早く時間が過ぎました」
――2025年の抱負を教えてください。
「お仕事の面でいうと、もっともっと多くの方に知ってもらって、観てくださる皆さんにプラスの影響を与えられるような作品と出会えたらうれしく思います。
あとは、仕事につながるような新しい趣味を見つけたいです。今の趣味は、筋トレやサウナなんですけど、格闘技やアクロバットにも興味があります。トレーニングにもなりますし、もしもアクション映画に出演するチャンスに恵まれたら、すごく役立つと思うので」
――最後に読者にメッセージをお願いします。
「浮世絵の世界観がお好きな方はもちろんですが、今までアートに触れてこなかった方にも楽しめる空間になっています。浮世絵をもっと知りたいと思えるすごい展示になっていると思いますので、この機会にぜひ素敵な時間を過ごしてください」
【野村康太 プロフィール】
2003年11月30日生まれ。東京都出身。O型。メンズノンノ専属モデル。今年は、ドラマ「好きなオトコと別れたい」(テレ東系)、「夫の家庭を壊すまで」(テレ東系)、「あの子の子ども」(関西テレビ・フジテレビ系)にも出演。主演ドラマ「その着せ替え人形は恋をする」(MBS/TBSほか)も話題に。2025年1月期TBSドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」へ出演予定。
(取材・文/蓮池由美子)
●開催概要
【名称】 動き出す浮世絵展 TOKYO
【日時】 2024年12月21日(土)~2025年3月31日(月) 9:30~20:00(最終入場19:30)
<休館日> 2024年12月31日(火)・2025年1月1日(水)のみ、その他期間中休館日なし
【会場】 寺田倉庫 G1ビル(東京都品川区東品川2-6-4)
【内容】
葛飾北斎、歌川国芳、歌川広重、喜多川歌麿、東洲斎写楽、歌川国貞など世界的な浮世絵師の作品300点以上をもとに、3DCGアニメーションやプロジェクションマッピングを駆使して大人から子どもまで楽しめるグラフィカルなデジタルアート作品として描き、約10エリアの立体映像空間で浮世絵の世界に没入できるイマーシブ体感型デジタルアートミュージアムです。デジタル展示に加え、江戸時代に刷られた著名な浮世絵や復刻版の浮世絵も展示し、浮世絵の歴史や江戸の文化、浮世絵師たちについて解説します。
※詳細はこちら!
【主催】 動き出す浮世絵展 TOKYO 実行委員会
(テレビ東京、BSテレビ東京、日本経済新聞社、時事通信社、一旗、テレビ愛知)
【後援】 J-WAVE
【協力】 パナソニックコネクト
【協賛】 寺田倉庫
【浮世絵アドバイザー】 堀口茉純
【企画制作】 一旗、テレビ愛知
記事提供元:テレ東プラス
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