渋野日向子が金メダリストとガチンコ対決 主催ソフトボール大会始球式で剛球披露「悔いなく楽しんで」
冷え込みが厳しいものの風は穏やかで、青空が広がる好コンディションの中、「渋野日向子杯 第3回岡山県小学生ソフトボール大会」決勝大会が岡山県野球場で開幕。主催を務める渋野日向子が、始球式のガチンコ対決で日本代表選手に“勝利”を収めた。
午前8時30分から行われた開会式で、渋野は「この大会に参加してくださってありがとうございます。この県営球場は1回目に開催させていただき、3回目もこの会場でやらせていただくということで、私自身もすごく楽しみにきょうを待っていました。寒い中ですが、けがをしないように、悔いなく楽しんでプレーしてください。きょうは楽しいことが盛りだくさんですので、一日頑張りましょう」とあいさつ。開会式後にはスナッグゴルフやゴルフ教室で子どもたちと触れ合うひとときを過ごした。
午前10時40分からは決勝戦に先立ち、渋野が恒例の始球式に登板。第1回から3年連続ゲスト出場の2021年東京五輪金メダリストの原田のどかさんをセンターフライ、同じくメダリストで2年連続出場の山田恵里さんをファーストゴロに仕留め、渋野は会心の笑みでバンザイポーズを披露した。
昨年まで始球式は開会式直後に行われていたが、今回は時間をずらしたことで、入念なウォーミングアップの時間を確保。「こんなにピッチング練習できたのは初めて」と話し、自慢の剛速球で元日本代表の2人に完勝した。
2022年に引退し、現役時代に“女イチロー”の異名を誇った山田さんは「完敗です。悔しい」と、打席でしばらくしゃがみこんで悔しそうにしていた。今シーズンを最後に現役引退した原田さんも「もう一回いい? 無理かぁ~」と肩を落とし、無念の表情を浮かべていた。
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