倉科カナ、“情事と事情”が複雑に絡み合う恋愛群像劇に自信「ここまでのディープなものはなかなか味わえない」

「情事と事情」主演の倉科カナ
12月5日にLeminoオリジナルドラマ「情事と事情」の先行プレミア上映・完成披露イベントが都内で行われ、倉科カナ、さとうほなみ、佐藤寛太、森香澄、寺西拓人、金子ノブアキ、真飛聖の7人が登壇。主演の倉科らが撮影エピソードなどを語った。
“人間の欲望”をテーマにしたオリジナルドラマの第2作
同作は、大人たちの秘めた“情事と事情”が複雑に絡み合う恋愛群像劇。昼下がりの高級ホテルに偶然集まった7人の男女が、欲望と葛藤に抗いながらも翻弄(ほんろう)されるさまを描く。
一人二役を演じた倉科は撮影が大変だったことを明かすと、二役同時のシーンでは動きを合わせるために代役が来ていたそうで、「中心線から出ちゃいけないんですよね。時空が歪んじゃうんで、ここから先は時空のはざまです、って言われました」と独自の撮影方法だったことを明かした。

「情事と事情」先行プレミア上映・完成披露イベントより
作品の中でピアノを演奏したという森と寺西。撮影に向けて寺西は「僕はピアノ未経験者なんですよ。その割にはすごく難しい曲でめちゃくちゃ練習しました」と話すと、本番前に森から「全然できない」という話を聞いて安堵(あんど)するも「一緒のシーンでゴリゴリにうまく弾いてて、裏切られました」と告白。その言葉に森は「私もブランクがあったのでレッスンを受けて、私の役がピアノをホテルで弾いているシーンが多くて、一生懸命弾くというよりは余裕で弾いている表情を求められていたんですけど、心の中は必死でした」と弁解していた。

「情事と事情」先行プレミア上映・完成披露イベントより
また、原作の愛読者だという金子は「官能的な大人の恋愛小説なんですけど、原作はミステリーみたいな感じで僕が演じたキャラクターはそれぞれの証言をもとに肉付けされていったので、読み手につかませてくれないんですよね」と楽しみながら読んだことを語ると、「今回映像化するということで、顔が見えないことが原作の強みだったりするんですけど、最初から姿は見えている中で、一読者としても読後感のまま入っていって、もう少し深い真理が体感できるかもと思ったら…」と感慨深げに話し、「この仕事をしている中で一番楽しい」と悦に浸っている様子を見せた。

「情事と事情」先行プレミア上映・完成披露イベントより
ここで登壇者に自身の“表と裏の顔”についての共通質問が出されると、倉科は「明るいイメージがあって裏表がないように見えるから逆にそれが怖く見えるらしくて、裏がありそうって思われるみたいで、血液型で『何型に見えます?』って聞くと『AB型』って言われます」とエピソードを話した。
一方、回答に窮していたさとうは森から「キャリアウーマンに見えますけど、すごくおちゃめな方なんですよ」とギャップがあることを明かされると、佐藤も金子から「普段は少年のようですけど、演じるとすっごく大人っぽく見えるんですよね」と明かされ、周りから見た自身の違う一面に喜んでいた。
最後に倉科は「大人のラブストーリーになっていて、上品で下品な欲望が渦巻いています。ここまでのディープなものはなかなか味わえないと思いますので、ぜひどっぷりとこの作品に浸かってください」と自信たっぷりにメッセージを送り、締めくくった。
ドラマ「情事と事情」はLeminoにて独占配信中。(全8話 ※1~2話は無料配信 毎週木曜更新)
【制作・編集:WEBザテレビジョン編集部】

倉科カナ

さとうほなみ

佐藤寛太

森香澄

寺西拓人

金子ノブアキ

真飛聖

「情事と事情」先行プレミア上映・完成披露イベントより
記事提供元:Lemino ニュース
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