涙の復活劇 新垣比菜が兄とつかんだ6年ぶりV【2024年“この1シーン”】
更新日:
イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
注目の旬ニュースを編集部員が発信!「イチオシ」は株式会社オールアバウトが株式会社NTTドコモと共同で開設したレコメンドサイト。毎日トレンド情報をお届けしています。
白熱のシーズンが終わった国内女子ツアー。その今季全37試合を振り返り、大会ごとに印象に残った“1シーン”を紹介する。
■ヨネックスレディス(5月31~6月2日、新潟・ヨネックスカントリークラブ、優勝:新垣比菜)
最終日、大雨が降りしきる中で4バーディ・2ボギーの「70」を記録した新垣比菜。トータル14アンダーで逃げ切り、2018年「サイバーエージェントレディス」以来となるツアー2勝目を挙げた。
大雨の厳しいコンディションの中で落ち着いたプレーを見せ、18番のウィニングパットを決めた瞬間、涙がこぼれた。キャディを務めた兄・夢蔵(むさし)さんの号泣する姿に「私もつられて涙が出てきました」と笑顔で語った。
1998年度生まれの黄金世代の一員として注目されてきた新垣。プロ1年目にツアー初優勝を挙げるも、その後はショットの調子を崩し、シード権を失う苦しい日々が続いた。今年はQTランキング13位の資格でツアー復帰を果たし、地道な努力を続けてきた。
「沖縄に帰りたいと思うこともあった」と語る新垣。スランプ脱出のために2022年から青木翔コーチに師事し、スイング改善に取り組んできた。その成果が今大会で結実し、感動的な復活劇を見せた。
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。