川崎重工が民間航空エンジンの整備事業に参入 メンテナンス、修理、オーバーホールを開始
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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国際航空運送協会(IATA)は12月10日、2025年の見通しとして、航空業界全体の総収入は1兆70億ドル、世界全体の旅客数は52億人に達するとの予想を発表した。総収入は24年から4.4%の増加、旅客数は同じく6.7%増で、総収入が1兆ドル、旅客数が50億人の大台を超えるのはそれぞれ初めてのことだというが、世界の旅客機需要がコロナ禍の大幅な落ち込みを超えて拡大している。
需要が増えていく中、安全な運航のための事業も新たに始まっている。
川崎重工は11月20日、民間航空エンジンの整備事業に参入すると発表した。国内ではIHI、JALエンジニアリング、全日本空輸、三菱重工航空エンジンなどの企業に続き、エンジン整備事業を手掛けることになる。
川崎重工はこれまでエアバス社の航空機に搭載されているエンジン「PW1100G-JM」の部品修理を行ってきたが、2026年度までに約70億円の投資を行い、メンテナンス、修理、オーバーホールを開始。まずは2031年度までに年間50台以上のエンジン整備を目指す。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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