出光興産、CogniteのDataOps基盤「Cognite Data Fusion(R)」を4拠点に導入。効率的な意思決定と製造業務の一元化を実現

更新日：2024年11月27日

イチオシスト：イチオシ編集部旬ニュース担当

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石油精製や化学品の製造を行う出光興産の4つの製造拠点が、CogniteのDataOps基盤「Cognite Data Fusion(R)」を取り入れ、その導入完了を発表しました。

概要

出光興産は、北海道製油所・千葉事業所・愛知事業所・徳山事業所の4つの製造拠点でDataOps基盤「Cognite Data Fusion(R)」の導入が完了したと発表。この導入により、装置の運転、保全業務のデータやノウハウの一元管理が実現し、分析時間の削減と意思決定の高度化を実現します。

この基盤はCogniteが開発したデータ管理プラットフォームで、AIや機械学習を使用し、さまざまなプラントデータを連携することが可能。現在約1万枚のP&ID(配管計装図)データが集約されており、P&ID(配管計装図)を起点に600万件以上のデータを一元管理、瞬時に確認できます。

従来、プラントの保全計画を立てるには、図面や運転データ、過去の保全履歴を収集する必要がありました。CDFの導入により、このようなデータを瞬時に抽出することが可能となったため、現場の作業効率が向上。出光興産は、これから約3千人の従業員がCDFを使用する予定です。

出光興産は、「責任ある変革者」を理念とし、基盤事業の構造改革と事業ポートフォリオの転換を進めています。Cogniteの製造4拠点へのCDFの導入は、これらの目標に一層近づくための手段であり、生産性向上や顧客価値向上、さらにはやりがいのある職場づくりに寄与するものと期待されています。