「オオカミの家」のレオン&コシーニャ監督 長編第2作 「ハイパーボリア人」公開決定
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第77回カンヌ国際映画祭の監督週間に正式出品された、「オオカミの家」の監督デュオ「レオン&コシーニャ」の最新作「ハイパーボリア人」が、2025年2月8日より劇場公開されることが決まった。第48回オタワ国際アニメーション映画祭に出品された、短編「名前のノート」も同時上映される。 「ハイパーボリア人」は・・・
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第77回カンヌ国際映画祭の監督週間に正式出品された、「オオカミの家」の監督デュオ「レオン&コシーニャ」の最新作「ハイパーボリア人」が、2025年2月8日より劇場公開されることが決まった。第48回オタワ国際アニメーション映画祭に出品された、短編「名前のノート」も同時上映される。
「ハイパーボリア人」は、チリの女優で臨床心理学者であるアントーニア・ギーセンは、自分の患者が悩まされている謎の幻聴を元に、レオン&コシーニャ監督と映画を撮ることになるが、その幻聴は、実在したチリの文化人でありヒトラーの信奉者ミゲル・セラーノの言葉だったという内容の作品。タイトルの「ハイパーボリア人」とは、ギリシア神話やH.P.ラヴクラフトらの創作による「クトゥルフ神話」に登場する架空の民族だが、この映画では、太古の昔に宇宙からやってきて地球を支配していた半神の巨人たちと説明され、チリとの驚くべき関係も明らかにされる。
実写、影絵、アニメ、人形、16ミリフィルム、ビデオ、デジタルを駆使し、実在した親ナチ文化人ミゲル・セラーノやチリの政治家ハイメ・グスマンを登場させ、チリの現代史やナチス・ドイツをモチーフにする一方、主演俳優のアントーニア・ギーセンや、監督のレオン&コシーニャが実名で登場することで、現実と虚構、過去と現在の境界を巧妙に見失わせる作品となっている。
【作品情報】
ハイパーボリア人
2025年2月8日(土)より、渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー
配給:ザジフィルムズ、WOWOWプラス
© Leon & Cociña Films, Globo Rojo Films
記事提供元:映画スクエア
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