渋野日向子が予選通過で“三度目の正直” しびれるパーパットは「ここで来たか(笑)」
<Danaオープン 2日目◇19日◇ハイランド・メドウズGC(オハイオ州)◇6555ヤード・パー71>
三度目の正直となった。渋野日向子が2日目を1バーディ・1ボギーの「71」で耐えて、トータル1アンダー・50位タイで決勝進出。2年連続予選落ちを喫していた苦手コースで、初の週末を迎える。苦しみながらも通算アンダーをキープした一日を、大会を放送するWOWOWのインタビューで振り返った。
最終9番はしびれる場面だった。ティショットが右バンカーへ。2打目もグリーンに乗らず、アプローチは約3メートルの距離を残した。
「あれくらいの距離をきょうは外しまくっていたので、苦しいラウンドでした。自分の中では引っかけた感じだったんですけど、入ってくれて良かったです」
ボギーとすれば決勝進出が危ぶまれる。そんな重要な一打をしっかりと沈めた。この日のパット数は32回。グリーン上で泣かされた一日を、笑顔で締めくくった。
「(最後にパットを沈めて)ここで来たか、と思いましたけど(笑)。最後はきょう少なかったスライスラインでした。しっかり悔いなく打ち切ろうと。入って良かったです。」
これで7試合連続予選通過。「きのうよりも触れている感覚はありましたし、身体も使えている。距離も出ていました」と初日に苦しんだショットは復調傾向だ。2日目のパーオン率は15回(83.3%)と高水準。チャンスを演出する場面も多く、パットがかみ合えば上位進出も見えてくる。
「あと2日間できるのはすごくありがたいこと。まだまだ修正点がたくさんあるので、あと2日で戻しきれるように頑張ります」。このあとはカナダ大会、今季の日本初戦「北海道meijiカップ」が控えている渋野。日本のファンの前で万全なプレーを披露するためにも、上昇気流に乗りたい。
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