小祝さくらや原英莉花らが使う秋の新作ドライバーの性能早見表を作ってみた
たくさんの秋の味覚が旬を迎えているこの季節。ドライバーも話題の兄弟モデルからミニドライバーまでの最新クラブが大豊作。すでに女子プロたちが実戦投入しているアスリートモデルや10K超えの高MOIモデルなど、今が旬の秋モデルを徹底調査した。
この秋発売の最新ドライバーは、ダンロップ「スリクソンZXi」、本間ゴルフ「TW767」、タイトリスト「GT」、プロギア「RS」、ヤマハ「インプレス ドライブスター」の兄弟モデルと、キャロウェイとテーラーメイドの「ミニドライバー」がラインナップ。
小祝さくらは「スリクソンZXi LS」を実戦にすぐに投入。「少ないスピンで高い打ち出しの飛び方が好みです。ボールスピードもしっかり出ています。右に吹ける球が減ったと思います」と絶賛していた。
原英莉花は、ドライバーをタイトリストの「GT2」にチェンジ。飛距離性能に惚れ込んでいる模様だ。「スピン量が少し抑えられたのが、一番の替えた理由ですね。顔の小さい『GT3』を試したんですが、それだと重心距離が短いので、ヘッドが返ってしまう。『GT2』は少し大きめで重心距離がやや長いので、つかまりすぎず私に合っていると思いました」。
ドライビングディスタンス1位を狙う葭葉ルミは、シーズン当初から「TW767 LS」を投入して圧倒的な飛距離を見せている。「打った感じの弾きがよくて、高い打ち出しのロースピンで飛んでいます。『767』はしっかりつかまってくれるので、飛んでいるのだと思います」。
今回、秋の最新ドライバー17本の性能をゴルファーのレベルとヘッドスピードを元に一覧表を作ってみた。シリーズごとの特徴や、兄弟モデル間の性能の違いをチェックしてほしい。
表の右上に位置するのが、タイトリストの「GTシリーズ」だ。秋の新モデル全体の中で見ると、3モデルともパワーがあるアスリート寄りの性能になっている。「GT」シリーズよりは左下に位置するのが、「スリクソンZXi LS」「RS F」などの「LS」モデル系。トップレベルのパワーやテクニックがなくても打ちこなせる、難しすぎないモデルがそろっている。
「『スリクソンZXi』や『TW767』など新作シリーズの中のスタンダードなタイプは、幅広いHSに合うモデルが多いです。重心バランスが良く、幅広いレベルのゴルファーやスイングタイプにマッチしますね」(ギアに精通するプロ海老原秀聡)
一方で、「ミニドライバー」は、ヘッドが小さく難しいと思われがちだが、そうではないようだ。「シャフトが短い分、ボールに当てやすいので、中級者を中心に幅広いレベルのゴルファーが使えます。また、ティショットでは3Wよりも安心感があるので、レイアップ用にバッグに入れる人も増えていますね」(海老原)。
最近流行している「RS MAX」や「インプレス ドライブスターTYPE/D」など「MAX」タイプは、大型&深重心でスイートエリアの広さとつかまりの良さが特長。やさしさを求める初・中級者に合うだろう。ぜひとも一覧表を参考にして、ドライバーを選んでほしい。
■試打・解説 海老原秀聡
えびはら・ひであき/ 2012年プロ入り。正確なショットに定評があり、最新のスイング理論はもちろんギアにも精通している。現在は「GOLF& FITNESS POINT芝浦」でインストラクターを務めている
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