薬が効かない! その背景を知って 11月は「薬剤耐性(AMR)対策推進月間」
11月は「薬剤耐性(AMR)対策推進月間」。厚生労働省から委託を受けたAMR臨床リファレンスセンターは、世界的に脅威となっている薬剤耐性(AMR)問題に対して、人気TVアニメ「はたらく細胞」とコラボレーションした全国的な普及啓発活動を展開している。また、より多くの人に薬剤耐性に関心と理解を深めてもらうために、今年で第8回目となる「薬剤耐性(AMR)あるある川柳」の募集もスタートした。
感染症の原因となる細菌やウイルスなどの微生物に、本来であれば効果があるはずの抗菌薬(抗生物質)や抗ウイルス薬などが効かなくなる「薬剤耐性(AMR:Antimicrobial Resistance)」。不必要・不適切に抗菌薬が使われることが薬剤耐性菌を増やすことにつながるが、意外に身近な行動が当てはまるという。例えば、抗菌薬は細菌に作用する薬であるため、ウイルスが原因となる「かぜ」の時に飲んでも効果はない。もちろん、かぜの予防にもならない。知らなかったり間違って覚えていたりする身近な「あるある」を題材に詠んだ「薬剤耐性(AMR)あるある川柳」を募集している。
過去の作品には、「細菌も どうやら菌トレするらしい」「人間を 忖度(そんたく)しない耐性菌」など耐性菌の性質を詠んだり、「抗菌薬 常備薬にはいれないで」「抗菌薬 予防薬ではありません」など、抗菌薬の正しい使い方を呼び掛けたりする作品が寄せられている。
応募する作品は、本人が創作した未発表で第三者の著作権を侵害せず、個人情報が含まれていない作品に限る。専用フォームから、または、はがきで応募。はがきの場合は、①一般部門または医療従事者部門 ②川柳作品(1人5作品まで、入賞は1人1作品) ③ペンネーム(漢字はフリガナ明記)/本名(漢字はフリガナ明記) ④生年月日・年齢・性別・職業 ⑤郵便番号・住所・電話番号・メールアドレスを記載の上、〒105-0011東京都港区芝公園1-8-21 芝公園リッジビル5F(株式会社公募ガイド社内) 第8回「薬剤耐性(AMR)あるある川柳」事務局 宛てに送付する。応募期間は11月30日(土)まで。
入賞発表は、2025年2月中旬(予定)にAMR臨床リファレンスセンターのウェブサイトなどで行う。入賞者には賞状・記念品が贈られる。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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