日本ツアー最年少出場から8年「ショッキングな事実だと言われるわ」 アレクサ・パノが果たした“約束”
<TOTOジャパンクラシック 初日◇31日◇瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県)◇6616ヤード・パー72>
アレクサ・パノ。米国生まれの20歳にピンときた人はかなりの女子ツアー通だ。1988年のツアー制度施行後から1000試合目のメモリアルトーナメントとなった2016年の「ヨネックスレディス」に主催者推薦で出場。11歳288日のツアーデビューは、01年「ゴルフ5レディス」に11歳347日で出場した金田久美子を59日更新するツアー最年少出場記録だった。
「今、考えるとクレイジーだったかなと思う。どうやってプレーしたかもよく覚えていない。でも、すごく楽しかった。みんなにはショッキングな事実だと言われるわ」。米国でも経験がなかったプロでの試合。トータル16オーバーの最下位で予選落ちしたが、「プロになってまた日本に戻ってきたい」と話していた¨約束¨を8年後に果たした。
昨年プロに転向し、ツアー初優勝も果たした。この大会は昨年も出場資格があったが、「ビザの関係で出られなかった」と今回が初出場。4バーディ・4ボギーのイーブンパー、56位スタートには「いいところも、悪いところもあったけど、思ったほどバーディが取れなかった」と顔をしかめたが、「このコースは自分に合っていると思う。明日からはもっとバーディを取りたい」と巻き返しを誓った。
日本食が大好きで、一番のお気に入りは「おすし」。今回はさらに「おにぎり」が加わり、「毎日、コンビニで買っているわ」と笑った。
小学生だった8年前に165センチだった身長は180センチになった。現在のポイントランキングは63位。同60位までが出場できるシーズン最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」に向け、キャディを務める父・リックさんとのコンビで「すごく楽しんでいる」という大好きな日本で上位を目指す。(文・臼杵孝志)
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。