米男子ツアーNo.1のギャラリー数だけど… WMフェニックスオープンが“お祭り騒ぎ”の取り締まり強化へ
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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例年1週間で70万人以上ものファンが集まる米国男子ツアーの「WMフェニックスオープン」は、2025年も2月6〜9日の日程で、米アリゾナ州スコッツデールのTPCスコッツデールで開催される。
そんな大人気トーナメントには、それ故の弊害も…。悪天候に見舞われた24年大会では、ファンが大騒ぎし泥まみれで斜面を滑り落ちたり、名物ホールの16番パー3に裸で乱入、選手に野次を飛ばしたりと、過去最高の逮捕者を出したという。
騒ぎが大きくなりすぎると、コース全体でアルコールの販売を一斉にストップするなど、これまでも工夫がされてきたが、来年はギャラリー数プラザを広げるなど大がかりな改造が進んでおり、それにともない騒ぐファンへの取り締まりも強化される。
1番の変化は、コース内でファンの移動を大きく軽減できるよう、18番ティ後方に新たな入場ゲートが作られる。これによりスタジアムとなっている16番パー3、また1オン可能な17番パー4へのアクセスが容易になる。またチケットはすべてデジタルとなり、これまでは「GOOD any day」と4日間どの日でも入場可能だったチケットは廃止、購入時点で観戦日を指定しなければならなくなった。
さらにファンがもっとも多く集まる7番、12番近くの広場を拡大。17番フェアウェイから11番ティへ移動するパスの幅を倍に広げられる。トラブルが続出した昨年の大会だが、地元ファンの人気に支えられ同年のチャリティ基金は過去最高額の1750万ドル(約26億2500万円)となった。その効果は絶大なだけに、大会側は“危険性”のみを排除していくことになる。(文・武川玲子=米国在住)
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