震災と原子力事故の記憶を未来へ紡ぐ 福島県浪江町で滞在型アートプログラムの参加学生を募集
震災と原子力事故の記憶を未来へ紡ぐアートプロジェクト「浪江学生デジタルアート道場2024」 (ガッチ・東京)がこの秋、福島県浪江町でスタートする。全国の学生クリエーターを対象に、創作支援金の提供、作品展示イベントの開催、地域との交流機会を通じて、デジタルアートによる地域復興を目指す。参加する学生を募集している。
今回のテーマは「デジタルアート」。メディアアート、CGアニメーション、VR/AR技術、NFTなど、デジタル技術を用いた先端的な表現に挑む学生クリエーターを広く募集。参加する学生は、震災後の浪江町の風景や住民の声をインスピレーションに、地域の記憶をアートで表現し、未来へとつなぐ作品を創り上げる使命を担う。11月の地域交流会や2025年2月の作品展示イベントで、地域との対話を通じて制作した作品を発表していく予定。
募集対象は、専門学校生・大学生・大学院生で、デジタルアート・メディアアート・VR/AR・CGアニメーションなどへの関心や実践経験があり、東日本大震災と原発事故の社会的影響について学び、地域の復興と再生に貢献したいという強い意志を持つ人。支援金は1組あたり15万円(1人から応募可能)。Web専用フォーム からの申し込みで締め切りは10月22日(火)。
10月26日(土)に採択学生アーティスト決定、11月2日(土)~11月4日(月)に地域交流会・企画発表会、12月6日(金)~12月8日(日)に中間発表会、2025年2月中旬ごろに作品展示・トークイベントというスケジュールを予定している。
プロジェクトリーダーは松永武士さん(大堀相馬焼 松永窯4代目/ガッチ株式会社 代表取締役)。浪江町にあった大堀相馬焼の窯元出身。震災により家業は場所を移転。自身は、家業である大堀相馬焼のリブランディングや販売のほか、浪江町を中心とした浜通りの再生のための活動に取り組む。また福島での復興事業の経験を生かし、全国各地域の関係交流人口増加のための施策等に取り組んでいる。今回は、これまで浪江町と福島県で取り組んできた事業者と連携し、特定復興再生拠点と指定された旧松永窯の再興に取り組む。
問い合わせは、浪江学生デジタルアート道場2024 事務局、Email:namie.digitalart@gmail.com、X(旧Twitter):@namiedigitalart、Instagram:@namie_digitalart_dojo。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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