50メートル走が日本記録を上回る5.7秒!? スカイピース・テオくんが豪語する過去動画が話題
「スカイピース」(登録者数450万人)のテオくんの過去の発言が注目されています。
50メートル5.7秒?
それは約1年前の動画でのこと。テオくんは高校2年生のとき、50メートルを5.7秒で走ったことがあったと告白。もちろん学校1位の成績だったそうです。この告白をその場で聞いていた「ヘラヘラ三銃士」(同176万人)・まりなは「マジ!? それじゃあ、(その記録を)提出したらもう、テオくんYouTuberじゃなかったかもしれないんだ」と信じ込んでいます。
続けてテオくんは、「運動会で、陸上部で400メートルを走っている選手を抜かしたことがある」とも明かし、「本当にめっちゃ速いから俺」とマウント。まりなが「その時の状態まで仕上げて今やってみたら?」と期待されると、「いや~、さすがに無理だよ~」と苦笑い。
50メートル走の日本記録は5.75と告げられると、テオくんは「俺のほうが速いんや!」とビックリ。ウサイン・ボルトは5.47であることを知ると、「ボルトには勝てねえか」と言って笑わせていました。ちなみに、2年前の2022年11月、「コムドット」(同384万人)の動画に出演した際はミニバスケットやサッカーなどのスポーツ経験もあるとしながら、50メートル5.8と話していました。
ステゴロパンチャーズが考察
そんなテオくんの発言が今になって掘り返されています。
10月4日、あるXユーザーが、発言の切り抜き動画とともに「テオ君ってなんでこんな中高生がつくような嘘自慢出来るんだろう」と投稿。このポストが1000万回近く表示されるなど反響を呼んでいます。
これを受けてか、「ステゴロパンチャーズ」(同42万人)は6日に考察動画を公開。テオくんが実際に走っている映像を入手し、メンバーのジュン、たくやが、その走りを見てみました。
学生時代に陸上部に所属しており、ともに全国大会の出場経験を持つ2人。ジュンは走り幅跳びで国体6位、たくやも100m10秒台という記録を持つ”陸上ガチ勢”です。

映像を見ると、速さ以前に、その走り方にジュンは爆笑。「ガッチャガチャ」と言いながら、フォームの乱れを指摘。「バカにするのもいい加減にしろよ」と、テオくんの「50メートル5.7秒」説を真っ向から否定してみせました。たくやも「何してるの!?」「ブレてるとかじゃなくて、軸どこ? 」と嘲笑しました。
計測結果は誤差のせい?
テオくんの走りについては、陸上選手もコメントしています。
2023年2月、100メートルの元日本中学記録保持者である梨本真輝氏は、自身のTikTokで、テオくんが走っている切り抜き動画(ステゴロパンチャーズとは別)を見て「意外と走り方はキレイなんだね」と高評価。また「テオくんは50メートル何秒で走れるか?」との問いに「50メートルは6秒5だね」と答えています。
2020年10月、「文春オンライン」は、高校球児で日本の50メートル記録を超える選手が大勢いることを取り上げました。取材に応じた中央大学の眞鍋准教授(当時)は、この「現実的にはありえない数字」について、手動計測、電動計測の差、ストップウォッチを握る人間の技量、またスタートとゴールをどこで判断するのか、といった要素が影響してこうした結果が生まれると回答。実験の結果では、陸上競技方式の測定と比べ、0.87秒も遅かったとしていました。
テオくんも、嘘をついたわけではなく、計測の誤差でとんでもない記録になっただけだったのかもしれません。
@spexsport
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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